突風ってなに?-吾輩はまめたである19
僕はまめた。最近4歳になった。
出来ればいつまでも子どもでいたい。
だって、大人になると、オモチャ買ってもらえなくなるでしょ?
夜、稲光がして、大きな音を立てて風が吹いた。
ゼットンがとうとう来たか!ボクはパパのゴーグルをして変身し、来る戦いに備えた。
バーバが、突風っていうの、と教えてくれた。
ジージが詳しいから聞いてみて、長~く説明してくれるよ!と。
風呂上がりのジージに聞いてみた。
ジージは得意気だ。
「あのな、まめた、突風と言うのはな、熱せられた空気が空に昇るでしょ、そうすると冷たい空気と混ざり合って○×○×○×○×・・・・」
むずかしいな。
「ジイジの言ってること、なんかよくわからないなぁ」
ジージはボクの答えが想定外だった様子。
「わからない?じゃ、もう一度説明してやろう。あのな、突風と言うのはな、熱せられた空気が空に昇るだろ?そうすると冷たい空気と混ざり合って○×○×○×○×・・・・」
ボクは食べかけのヨーグルトがあることを思いだして、冷蔵庫へ行った。
「ジイジの言ってること、なんかよくわからないなぁ」
ジージはちょっとムキになってきた。
「まめた、もう一回説明するぞ。突風と言うのはな、熱せられた空気が空に昇るだろ?そうすると冷たい空気と混ざり合って○×○×○×○×・・・・」
ボクはウルトラマンのビームの型を練習し始めた。
「ジイジの言ってること、なんか面白くない」
そしてジージめがけてスペシウム光線!
ジージ、わからない事があったら、また教えてね。