ポケットムービー(SONY HDR-TG5V)を自作部品でHyper Camcorder化した件
お題の SONY お手軽ポケットムービー HDR-TG5V は、2009年 4月20日 発売という古めの機種になりますが、ハイからローアングルまで手首の角度的に無理なく対応できる縦型で、質感も良く、中古入手しやすいので、現役使用しております。
ただし…
液晶モニター角度保持部に持病あり※
画角が狭い(純正ワイコン入手困難)
付くのは純正ワイコンくらい
ハンドベルトなし(落としそう)
バッテリーが弱い
※正常な角度で保持できなかったり閉じ(電源OFFでき)なかったり
といった感じなので、ただ購入しただけでは、まず使い物になりません。
そこで…
液晶モニター角度保持部を改修※
独自規格アダプターでワイコン等に対応
独自規格ワイコンを複数用意
ハンドベルト作り付け
外付けバッテリーユニット用意
Lバッテリー共用のビデオライトを用意
※自作部品かなり要って難易度高
といった工夫を施して、現役バリバリのハイパーカム化を達成しました。
独自規格バヨネット式の取り付け部分を作り付けた既製のワイコンを、同じ独自規格のマウント部分に回転ロック機構なしで装着する方式ですが、樹脂同士の摩擦のみでも意外と落ちません。
外付けのLバッテリーは、中間サイズの NP-F770 でも、一日イベントに対応できました。バッテリーを気にせず撮れるって地味に最強です。
本体(外付け)用とビデオライトのバッテリーを共用化したことで、状況に応じた運用が可能となり、心強いです。
縦型だと、三脚撮影時はブレが出やすい弱点があるものの、とりあえず此のカメラセットを持って出れば、いろんな状況に対応できるマルチなハイパーカムになったと思います。
横型の(普通のスタイルの)ハンディカムなら、もっと容易に同様の性能を付加することが出来るでしょう。
でも、持ち易さと、旅行に持っていきたくなるようなワクワク感は、こいつだよなぁ…と思っています。
撮影できるHD動画規格は AVCHDの1080i(m2ts) のみであり、Web共有には事前変換を要するものの、滑らかなズーム機能は、スマホや一眼レフカメラにはない優位点の一つですね。
ちなみに↓は、このカメラでの撮影例です。
ニーズあれば、市販のネジ式ワイコンに対応するアダプターだけでも作ってオークション等に出してみたいとは思っています。