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「ストア」を設定しました、および「にこり」が店長候補を募集

今日、noteの新機能「ストア」を設定しました。
もともとStores.jpで作品を売っていたので、すぐ出来ました。
2/23に「湯河原町一箱古本市」で販売した本です。
Stores.jpの無料プランでは商品を4点までしか掲載出来ないのですが、元々商品が少ないのでこれでOKです。

「湯河原町一箱古本市」で質問されたのですが、「海辺のチガ子」に出てくる「病の話」は架空ですか?と。一応、架空です(病気になった背景とか)。ただし完全に想像で書いたのではありません。このネタ、ある編集者の講評で「まるで実体験があるとしか思えないリアルな描写」と言われました。それもそもはず、精神疾患ネタはほぼ実体験、身近でそれに近い場面に遭遇したとか。国土地理院の話とか地理学科の話も全部本当です。同級生に国土地理院に就職した人がいます。文化祭で教室に竹を持ち込むというのは、35年前の県立柏高(千葉)でよくあった話で、近所に竹林のある家が沢山あったので、許可をいただいてそれを伐ってくるのです。伐りに行くと、前年に先輩が伐ったであろう切り株とか残っていました。スタンプの話も本当で、私が彫りました。紙版「海辺のチガ子」には、note版にもカクヨム版にもないサービスとして、最後のページに、そのスタンプ(今でも持っている)を押しました。

「本当の話」ネタは「あたし、朔!」にもあって、「雲州大社」のモデルとなった出雲大社に勾玉があるのは本当です。
一畑電車にも乗ったこともあります。ただそれは30年くらい前の話で、当時の一畑電車というのは「冷房がない」のは当然という感じで、まだ「手動ドア」の電車が走っていました(さすがに今はない)。

0309筒井一畑電鉄手動扉閉める_72

0310一畑電鉄車掌扉手で閉めて発車_72

あと、ちびるがチャーシューを貰っていた「にこり」も、今(2020/2/26現在)休業中ですが、実在のお店です。ただし、猫にチャーシューの切れ端を与えているという話は聞いておりません(やってないと思う)。

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にこりが今、休業中なのは、純粋に「人手不足」だからです。ららぽーと沼津に出店した「湯河原飯田商店」が予想以上の反響で、湯河原からヘルプに行っているスタッフが戻れない。沼津の「湯河原飯田商店」、所在地は静岡県ですが、神奈川県の最低賃金を超える時給(1100円、2020年2月現在)です(静岡県最低賃金885円、2020年2月現在)。

にこり、今、パート・アルバイトだけでなく、正社員も募集しています(運営会社は、「らぁ麺飯田商店」と同じ「有限会社飯田商店」)。
正社員は、飲食店の「店長経験者」が特に欲しいそうで、「店長経験者」には月収30万~40万円を提示しています(公開情報)。

店長でなくても正社員になると、社会保険と厚生年金に入れるので凄くいいです。厚生年金って個人事業主は入れないのですが、将来の給付額が全然違います。今、歴史的な低金利ですが、厚生年金ほど手堅くて率のいい運用先ってほかにないです。あと、よく誤解されるのですが、会社員って税制でもかなり優遇されています。「いや自営業の方がやりたい放題だろう?」みたいな誤解がありますが、実は会社員には「何も手続きしなくても、最低65万円、それ以上の給料のある人は給料額に応じて、万単位で『収入がなかったこと』にしてくれる」という「給与所得控除」があります(フルタイム、パートタイム、アルバイトとも)。自営業、それ、ないんです。複式簿記を付けて青色申告を行うと「青色申告特別控除」というのが受けられますが、「何もしなくても」ゲットできる訳ではなく「複式簿記の記帳が必須」で、しかも「いくら収入があっても65万円だけ」なんです。ざっくり言うと、サービス業(経費率50%くらい)だと「給与所得控除」が、だいたい「青色申告特別控除+必要経費」くらいになっている感じです。

有限会社飯田商店、2020年現在、私の知る限り給料遅配はありません。そんなの当たり前じゃん、と思うかも知れませんが、今時は会社規模の大小にかかわらず結構よくある話です。飯島意匠は飯田商店と「取引先」という関係になりますが、飯田商店からの売掛金支払い、全く遅延がありません。
なぜか?
その秘訣は、飯田商店の「収益源」の安定性にあります。それも、今の今、安定している。なぜか?それはインバウンド(海外からの旅行客)に依存していないから。ラーメンの好きな人、ラーメンを研究している人たちだけでなく、「お金に余裕がある人たち」が、「他では食べられない味」を求めて集まってくる。外国人比率は元々低かった(ゼロではないけれど、店内の案内が全て日本語なので、日本人の友人とかいないと辛いみたいです)。私、湯河原に来て初めて「フェラーリ」を見ました。ポルシェもよく見ます。名前の分からないアメ車も見ました。そのうちカウンタックなんかも来るかも知れません。こういう人たちにとっては、消費税が8%であろうと10%であろうと、そんなのどうだっていい話なのです。

あと、これは飯田商店に限りませんが、正社員になるとクレジットカードの審査が通りやすくなります。車のローンも審査が通りやすい。今、金利低いですから、お金を借りるのはチャンスです(ただし、長期的なローンはあまりおすすめしません。これから先の世の中がどうなっていくのか分からないので)。信用という意味では結婚への好影響も、ないとは言えない。私なんか未だに親戚全員から「怪しい人扱い」ですもん。まあそうだろうね、フリーのデザイナーで自宅で仕事してるなんて「どうせ仕事してるなんて嘘で、本当はゴロゴロしてるんだろう」みたいなイメージがあるみたいです。

何の話を書いているのか訳が分からなくなってきましたが、ともあれ、私のnoteに「ストア」機能を設定しました。
送料込となるため「湯河原町一箱古本市」より割高になっております点はご容赦願います。

どうぞよろしくお願いいたします。

サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。