限界を感じず様々な制作が可能に
PhotoShopで「生成塗りつぶし」というのがいつの間にか搭載されていたので、試してみました。
元ネタ。1991年5月。JR東日本五能線、風合瀬駅。ここで降りまして、乗ってきたキハ40を撮影。
車両を「長方形選択ツール」でおおざっぱに囲んで、「最新型豪華列車」を入力してみました。20秒くらいかな?3枚の画像が生成されました。この速度は人間業では出来ない。のですが……
ホーム擦ってる?ワイパー多過ぎ?連結器、どういう仕組みなん?
それはいいとして、豪華そうに見えないのはどうなん?
スノープロウがホームの上に?運転しにくそうな窓。
それより「豪華」感が……
1枚目に似ています。
東北エリアでは30年以上前に、キハ100・キハ110の先行試作車で「ブラックフェイスは視認性に問題がある」という結論が出てたんですけど。
それより「豪華」感……
そうか苦手なプロンプト入力したわしが悪いんやな。
「旧型の鉄道車両」に変更してみました。
トロッコ?
動力は何?
東北なんですせめて窓つけてください。
キハ40の朱色は引き継いでいるようですが、雰囲気として、ヨーロッパ・アメリカのごく草創期の車両のイメージなのでしょうか?
では「旧型の鉄道車両 日本」では、どうでしょう?
まてまてまて!なんで「日本」を入れるとここまで貧相に……窓以前に「壁を付けてくれ」。
いやもう荷物も詰めんて。でも「背景の生成」はある程度「それっぽい」かな。空とか。
これ本当に、一体「何を描いた」つもりなのでしょうか?作りかけの物置?
確かに、列車の骨格(?)の向こうに見えるはずの背景とか、それっぽいな。頑張れ。
想像力の赴くままに、笑かしていただきました。
でもこれ、10年後には、どーなってるんかな?
彼らは素材を、どんどんかき集めています。まだ、生成AIの弱点の一つに「プロンプトに対応するための参考資料が少ない」ということがあるのではないでしょうか。
そのために、ストックフォトを集めてデータの精度を上げていく。
そのうち「カメラなくても格好いい写真撮れる」でしょう。
自分が写ってないといけない?「顔を盛る」のは時代遅れになっても、むしろ「AIと気づかれない自然なメイク」の方が難しいかもしれない。髪型も。
服や背景は自由にしたいでしょう。和装など着付けも大変だし。でもそれが「写真なら簡単にできます、それなりに」。そういう未来はあるのかもしれない。ニーズあるもん。ニーズのあるものは、誰かしら頑張って開発してしまうものです。物理法則に逆らうものでもない限り。
世の中がそうなったら、一体、誰が、何のために写真を撮るのでしょうか。
実は私、ストックフォトには一切写真を出していません。
もともと「たいした稼ぎにならない」ということもありましたが、最近は「生成AIのネタに使われるのが気に入らない」というのもあります。
そのうち「配膳用猫型ロボット改造型」みたいな奴がうちに来るのか?
「恐れ入りますが貴重なポジフィルムをお借りさせてください」。
「いやや帰れ」階段に戻ったところで蹴り入れてやります。
自動通報機能発動。回収員がやってくる。
60fpsで撮影してクラウドに送信されていた画像を元に賠償請求。
その時代の小学校のタブレット教科書には「ロボットには優しく接しましょう。ほぼ弁償させられます」などと記されているのでしょう。
この記事が参加している募集
サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。