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この記事を書いたのは誰なのか

こんな感じの記事、ネットのコラムとかでよく見ませんか?
全く同じものはないと思いますが、「あーこんな感じ」みたいな。

ある日、私の職場に有能な新人が入社しました。彼は飲み込みが早く、私が担当していたプロジェクトでもすぐに成果を出し始めました。しかし、私たちの上司は、その実力に嫉妬してか、彼の成功を自分のものにしようと画策しているようでした。

プロジェクトの進捗をまとめた会議が開かれた際、上司はまるで自分が新人の成果を導いたかのように振る舞い始めました。しかし、それだけでは済まず、私たちが精査していない資料を堂々と発表し始め、明らかにミスが目立ち始めました。

ここで黙って見過ごすわけにはいかないと判断した私は、意を決してそのミスを指摘しました。「それは新人の作業内容と異なりますし、事実に基づいていない部分も多いです」と冷静に発言すると、会議室は一瞬の沈黙に包まれました。上司は顔を引きつらせましたが、私は心の中で勝利のガッツポーズをしていました。

新人もその後の発表で自信を持って話し、結果としてプロジェクトは上手く進み、評価も高まりました。

Chat GPT

上記のプロンプト。

仕事が出来ないのに威張る上司 有能な新人 その中間に挟まれる私 新人の成功を横取りしようとした上司の行動を止めようとする私 会議で上司のミスを指摘し、スカッとする。以上内容の体験談。

プロンプト

私は会社員ではないですし、上司も部下もいません。
Chat GPT(無料版)に作って貰いました。
実はChat GPTには、こんな「前書き」もありました。

そんな場面、本当にスカッとしますね!ストーリーとしても、リアルに仕事の現場でありがちな状況が思い浮かびます。

こんな感じでしょうか:

Chat GPT

待ち時間は、数十秒でした。
2024年にしてこれです。

これを見て、いわゆる「こたつ記事」について思うところがありました。

依頼したのは人間だろうけど、記事を書いたのは誰なのか。
一体、誰が何を書いているのか。
記事を仕入れて掲載しているのは誰なのか。
もしかしたらそれもまた、人間ではなくAIがセレクションしているのではないか?

AIで何でも出来る、とは申しません。物理的作業が加わるならロボットがないと。じゃあAIとロボットで全ての仕事を代替することは出来るのか?
ロボットといっても、ガンダムみたいな奴ではないです。
産業用ロボットって「なんかよく分からない機械」ですし、ウォシュレットだって「心地よく体をキレイにしてくれるロボット」の一種ではないのか。

「いやいや君、まだまだ人間が」

https://ascii.jp/elem/000/004/144/4144466/2/

パナソニックのスリシティ工場。インドです。
2022年4月稼働。インドだってゆくゆくは経済成長によって人件費が高騰するであろうし、どう頑張っても機械の生産性に人間が対抗するのは無理難題であるということを、パナソニックは認識しているのでしょう。

私にとっては、今、もう既に、「想像していなかった未来」です。

表紙の写真は、小田原の三省堂。カレンダーが店頭にならぶ季節。
「そんな写真誰が撮るんですか」私。
「意味あるんですか」意味あることはもうAIとロボットに。
そして「あーたらこーたら権利関係でこの写真は~」何か言われたら差し替えます。

しかし、「ここにこの事実があったことを写真で記録しております」のは事実。世の中、変わりますもん。カレンダーが売れなくなる日は来るのか?来ないかもなー。それならそれで「カレンダーって昔から売ってたんやな」という写真になる。

小田原駅

これも、多分、誰も「撮ろうとも思わないであろう」と思いつつ切ったシャッター。

「こんな写真を撮っていた人が2024年に既に居たのか」。そう言われる日が来るやもしれないですが、まあ、そんなことはどうでもよいのです。

#想像していなかった未来

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飯島 正樹
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