2020グラレコ活動|さよなら、はじめまして
🏃♀️ 2020が終わる…! ギリギリで今年をふりかえろう…!
2019も振り返りnoteを綴っていて、1年前の自分が何を考えていたのかを思い出す🤔💭
“2019 ▷ 2020年
ここまで振り返ってみたら、今年は良い1年だったなぁと、
あらためて年末モード。
まとめとして、2020年これからやっていきたいことをここに記して、
来年振り返るときの材料にしたいと思います。
(中略)
ご縁のあるところ、いい匂いのするところには
ふらふらと出かけていきたいと思います。
”
👇 2019年末に立てた2020の目標
- 引き続きグラレコ(ビジュアリゼーション)を続ける
- 言語化する(note活用)
∟ グラレコするようになってあらためて言葉が大事って思った
∟ 内省の時間をとる
- 楽しむ / 踊らされたい
∟もうすこしエモーショナルに描きたい
∟ 頭でっかちになりがちなので気をつける
今年は新型コロナウイルスの影響でグラレコ界隈もオンライン化の波を大きく受けました。例に漏れず、生活も仕事のスタイルも一変。
だからというわけではないのですが、立てた目標もすっかり白紙のような、どこに向かうのかまったく見えないように感じていました。
ただ、今になってみると「引き続きグラレコ(ビジュアリゼーション)を続ける」はできている!(変な文章…)
🧎♀️ しゃがみ続けた2020
じゃあ、どんな一年だったのか。
2018年11月にグラレコを始め、丸2年が経ちます。
始めてからの1年は怒涛で2019年は「駆け抜けた」🏃♀️
描くたびに落ち込み、でもとにかく場に立ちたくて、他のグラフィックレコーダーさんに追いつきたかったり、自分の表現を確立させたかったりと前だけ見て走っていた感じ。
その勢いで突入した2020年前期、ぱたんと失速🧍♀️
「高く跳ぶ前は〜」という表現がありますが、跳ぼうとしているわけでもないのに、ずーーーっとしゃがんでるような感覚でした。
☝️実際はしゃがむというより膝を抱えていた。
🌱 そうは言っても生きている
ところが、、振り返ると意外と毎月描いていました。
☝️インハウスのグラフィックレコーダーとして働きつつ、個人での活動もしていて上記は合算です。
緊急事態宣言の前後〜は、本当にパタリとお仕事がなくなり、その後徐々にお問い合わせが復活。
よくよく考えてみれば、案件が0だったら膝なんて抱えている場合じゃなく、もっとがむしゃらに動かないといけなかったと思う。
[1]スケッチノート / ビジュアルレポートなどリアルタイムではない案件
[2]オンライン案件
わたしにとってはスケッチノートを描くことで、新しい刺激や表現を得られたなと思っています。
⏳ not リアルタイム but ビジュアライズ
☝️AdobeMAXのセッションのひとつ。クリエイティブが専門ではない人にも気軽に興味を持っていただけたらという思いで紹介概要を描かせていただきました。
☝️こちらはオンラインで開催された座談会を記事化。テキストとスケッチノートで相互補完になるような設計にしています。
オンラインのイベントの場合、録画配信や後日のアーカイブになる場合もあり、何度も見返せるので内容のチェックなども念入りになることが多いです。リアルタイムで描く場合より構成や情報の取捨の調整もしやすいので、配慮が必要なものにはより有用だと思います。
また、ツールによって主催者権限の制限があったり、登壇者の表情など、リアルタイムで話す人によりスポットを当てたい場合にも向いているのかなと。
ツールがデジタルになったことで、あとからの修正もしやすくなったので、リアルタイムに描きつつ、あとから調整を行うこともあります。
その場合は公開時に調整したものである旨を添えるようにしています。
もちろんリアルタイムでのグラレコが生きる場合もあるので、事前のヒアリング時に目的をお伺いしてご提案しますよ🙋♀️
描く側にとっても、、じっくり描くって楽しいです、、✍️
リアルタイムのひりひり、わいわいの楽しさとは別の楽しさ。
オンライン案件については、すでにみなさんのnoteでもノウハウやメリットデメリットなど、多くのトピックに挙がっている通り。
☝️ TWDW2020 ではmiroの実験的なワークを実施。チーム×オンラインならではの賑わいで圧巻のまとめ。
初めは難しさやもどかしさを感じていたものの、最近は「オンラインだからこそ、グラレコを入れようと思ったし必要性を感じた」というFBをいただくなど、ツールやネットワークの発展に伴ってまだまだ可能性の広がりを感じました。
そしてこの辺りから、少しずつですが意識的に表現を変えています。
👋 脱・かわいい(だけ)にさようなら
グラレコを始めた頃から密かに悩んでいたのが「かわいい」という評価でした。表現をかわいいと言ってもらえるのはもちろんとても嬉しいです。
ただ、取り扱うテーマや内容によっては、かわいいの中に埋もれてしまうものがある…。自分の実力&説明不足も重々承知しつつ、これは良い状態ではない。どうしよう。
本来グラフィックレコーディングは、対話の場で発っされた言葉をイラストやテキストを用いて描いて、その場にいる人たちの理解を促進したり、対話を活性化するための手法です。
だから、極論を言うとかわいくなくていい。
レコードが魅力的であることは強みなので、それがかわいいことで興味を持ってもらえるならとてもよいことだと思っています◎
わたしの場合、社会課題を扱うケースや企業でのWSがあるため、企業のサービスとして成り立つことや見え方を工夫する必要がありました。
たとえば、お子さんのいるWSやなりたい夢や目標を描く場合はポップで親しみやすいタッチなど、それぞれテーマに合わせてタッチを変えられるといいなぁという感じです。
かわいいは懐の深い言葉。ポジティブに受け取っているし使っているし、言われたらうれしい。ただすべてを包括できてしまう分、注意も必要だと感じることもあります。
また、もう一つ気になっていたのはグラレコに対する「誰が描いても同じに見える」というコメント。
もちろんグラフィックレコーダーさんそれぞれに特徴やスキルも異なって、同じレコードは1つとしてないけれど、見慣れていない人が見るとそう見えてしまうのもわかる。。
そして、それはおそらくそれは記号化することでそう見えてしまうのです。
グラフィックレコーディングにはいくつか必要な筋力があると思っています。中でも「スピード」は欠かせない要素です。
そしてそのスピードを出すための手法(?ポイント?)の一つが記号化です。
記号化はつまり絵文字やピクトグラムといったアイコンと一緒。
記号化の功罪はいくつかあって
◎ サッと描けて簡単
◎ 一目でわかりやすい
◎ ある程度、イメージを共通化できる
▲ 多くの要素を含むことで誤解を招いたり、見えなくなってしまう事象がある
などなど。
◎の項目はイメージがつきやすいと思いますが、▲はわかりづらいですよね。。
すごく簡単にいうと
A「せっかくの週末なのに雨でとても悲しかったです」→😢
B「友人との別れは身を切られるような悲しみでした」→😢
テキストで読んだ時に感じるAとBの感情ちがいが、「悲しさ」を記号化すると同じ程度に見えてしまう恐れがある。
また、発言者の気持ちとかけ離れた表現になって発言者の方を傷つけてしまったり、その表現を見た人が誤解してしまったりすることがあり得るということだと思っています。
そもそも記号(やイラスト)では表現できないものもあるということは常に意識が必要なのだなと感じながら描いています。
えらそうな感じだけど、わたしの場合は個人的な画力の問題もあります…。記号化については別途ちゃんとまとめたい 👉 2021のtodoへ
もう「かわいい」にしても、「記号化」にしても自分で今すぐ完全解決はできない。けど、少しずつでも向き合っていきたいです。
🙈 目は口程に物を言うので
長くなりすぎました。。あと少し…!
Instagramで、とくに海外の方のタッチが好きでよく見ていたのと、以前「同じ人の事象を描くにしても、日本は表情を描くことが多く、海外はジェスチャーで表現することが多い」という話を聞いてたのが印象に残っていて
「あら?これグラレコでも通じるものがあるのでは???」
と思ってから試行錯誤✍️
そして…!
[1] 顔を描くときに目を描くことをやめた(似顔絵は別)
[2]なるべく手の動きや全身を描いてジェスチャー的な表現を取り入れた
☝️Adobe Experience Makers Liveの1セッションのスケッチノート✍️ スピーカーの似顔絵以外は目を描かず、なるべく全身を入れて「引き」の表現を多用。
☝️TWDW2020でのレコード(リアルタイムで描いてその場で公開したあと、SNS用に調整しています)。このセッションでも「可視化すると無くなってしまうものも(実は)存在する」という言葉があり、ハッとさせられたんです。
口元の表現だけで意外と感情の描き分けはできるし、より特定の誰かという印象をなくして、想像を持たせる余白につながったように感じています。
そして全身を描くことで、顔だけを描いていた頃より表現のバリエーションが広がりました。昨年の目標だった「エモーショナルな表現」というには足りないけれど、のっぺりした表現になりがちだったレコードに躍動感が加わったと思います。
⚠️ 好みやそれぞれのスタイルがあるので、これが正解! ゴール! ということでは全くなく、あくまで個人の場合で、2020年のわたしはこれがしっくりきていたなという記録です。
🐄 どうする? 2021
〆めます…!
2021の目標
✍️ スローペースにグラレコ(ビジュアリゼーション)を続ける
💬 言語化する(せめて4つくらいnoteで記事を書こう)
💪イラストとスピード強化
長くなりました…! 読んでくださった方ありがとうございます🙇♀️
来年も心身健康で良い1年になりますように。
*
このnoteはさんがわなみんさんが企画されている、グラレコアドベントカレンダー2020に参加しています。
今年も期日過ぎてしまいました、、ごめんなさい🙇♀️
12月になるとグラフィックレコーダーさんが日替わりで記事を公開してくださるこの企画を毎年楽しみにしています。懲りずに来年も参加させていただきたいと思います〜!
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