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【飯田線各駅訪問】72 七久保駅

飯島町・七久保駅。高原の木造駅舎にはまもなく日の出が訪れる。
構内は2面3線で、町の中心駅である飯島よりも規模は大きい。
空木岳・木曽駒ヶ岳を望む高原にある駅。空の主役は間もなく月から陽に変わる。

朝の高原はランニングに最適!

 ここは上伊那郡飯島町の高原にある、七久保という駅。2面3線の構内には側線もあり、規模は町の中心駅である飯島駅より大きい。白ペンキで塗りつぶされてこそいるが、木造駅舎が健在だ。東は赤石山脈・西は木曽山脈に囲まれたところにあり、駅の標高は695mと、当駅より天竜川の上流側に位置する駒ヶ根駅や伊那市駅よりも高いのは驚くべきことである。

 今回の訪問では、乗ってきた快速列車が一つ手前の高遠原駅には停車しないため、ここに降りてから歩いて向かうことにした。しかし乗りたい列車が30分後に高遠原駅を発車するため、急いで行かなければならない。また時間帯も明け方でまだ暗く、この七久保駅はよく観察できなかったのが残念であった。
 徒歩で駅を出発し、明け方の県道を走っていく。やがて空が徐々に明るくなっていき、山々の雄大な景色が浮かび上がってきた。計画の段階では、この区間の駅間歩きは時間的にもシビアなので控えようかと悩んだが、こんな清々しい環境の中を走り抜けられて良かった…。気がついたら高遠原駅に着いていた。後続列車まではまだ余裕時間に十分に余裕がある。飯島の高原はそれほど全力疾走しても疲労など全く溜まってこない、そんな素晴らしい場所だったのだ。

※再訪が達成できましたら追記します。

(写真:かたつむりさん)

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