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「103万円の壁」の考察

「年収103万円の壁」は、与党の税制改正大綱で、2025年から控除額が103万円から123万円に引き上げられることになったそうです。

「103万円の壁」とは、ご存知の通り、年収が103万円を超えると所得税や社会保険料の負担が発生し、手取りの収入が減ることを指します。このため、多くの人が103万円を超えないように働く時間を調整していますが、この状況に常々違和感を抱きます。

そもそも、こんな壁が存在するのは日本だけなのでしょうか?
少なくとも、私が生活していたアメリカにはこのような制度はありません。

壁を設けず、みんなが働きたいだけ働き、払うべき税金を納めればいいと思います。その上で、扶養家族がいる人やその他のサポートが必要な人には、控除や補助金という形で支援すれば良いのではないでしょうか。

今回「123万円の壁」に変更されたとしても、何の解決にもならないと思います。これまで103万円を意識して労働時間を調整していた人たちが、今度は123万円になるように調整するだけです。

そんな議論に時間を割くよりも、必要なサポート受けつつ、壁を意識せずに安心して働きたいだけ働ける環境を作るだめの税システムを整備して欲しいものです。


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