
国立大卒、就活で100社受けた末にアパレルベンチャーを選んだ話。vol.2
ここでは北海道大学法学部卒の僕が、就職活動中100社以上受け、周囲に猛反対されながらもD2Cアパレルベンチャーに就職した経緯を好き勝手に語っていきます。 進学や就職、転職などで悩んでいる方の参考や心の支え、一歩踏み出す勇気になれば幸いです。
vol.1では僕の大学生活と就活のスタートについて述べていきました。就活をスタートしてから、初めての面接で投げかけられた質問について語っていきます。
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就活を左右した質問
今でこそ就活を左右する質問であったとはっきりと認識していますが、端から見たら大した質問でもないかもしれません。しかし僕にとってこの質問は、就活中に行き詰ったときの道標となりました。
学生が全員一つ目の質問に答え終わり、面接官が口を開きます。
「弊社の志望動機と希望する部署を理由を踏まえて教えてください。」
「希望する部署!?そんなもの決めていないし何の部署があるかもわからない!」
心の中で叫びました。順番はもちろん僕から。志望動機までは考えていましたが、希望する部署に関してはあやふやな意味のわからないことを話すだけでした。焦りも相まって頭は真っ白でした。偶然面接会場に貼ってあったポスターに営業部と書かれていたため、それをそのまま答えました。当然結果は不採用、就活の洗礼を受けました。しかし僕の中で、しっかりと企業のことを調べなければならないということを強く心に刻むことができました。そして希望する部署を考え、その中で何がしたいのか、何ができるのか、まで熟考する必要があるのだと学びました。
実はそのあと受けた企業で希望部署まで質問されたことは多くなかったのですが、そこまで考え面接を受けることで志望動機の解像度が上がり、また自分が本当は何がしたいのか?を見つめ直すきっかけになりました。そういった意味で、僕はコテンパンにやられたその企業と、その質問をした面接官にとても感謝しています。(顔も鮮明に浮かんできます。)
そして一気に就活の現実を知り学びを得て、少しだけ自信を無くした僕は、自身の就活が11月まで続くことを知る由もなく次々と面接を受けていきます。
ーvol.3に続くー