あらゆるアスリートやスポーツチームを応援!手軽にファンクラブを作れるサービスCiRCuSFan(サーカスファン)
応援の声が力になる――これは多くのアスリートが経験してきたことではないでしょうか。ファンとしても、躍動するアスリートを応援することで元気をもらえます。
そんなアスリートとファンが「応援」でつながる場が、ファンクラブです。株式会社CiRCuSが提供する「CiRCuSFan(サーカスファン)」は、アスリートやスポーツチームが手軽にファンクラブを作ることができるサービスとして2021年3月に開始し、さまざまなアスリート・チームとファンが利用しています。どのようなサービスなのか、株式会社CiRCuSから委託を受けてCiRCuSFanの開発・運営を行うメンバーに話を聞きました。
話を聞いた人----------------------------------------------------------------------
・デジタルマーケティング事業部
グループリーダー 安保文子
・デジタルマーケティング事業部
成瀬美保
・デジタルマーケティング事業部
中谷有沙
■アスリートとファンの新たな交流の場・CiRCuSFanとは
――CiRCuSFanとは、どのようなサービスなのでしょうか?
成瀬:CiRCuSFanは、プロ・アマチュアを問わず、スポーツに関わる方なら誰でもファンクラブを開設できるサービスです。アスリートやスポーツチームとファンをつなぐ新しいプラットフォームとして、2021年3月にサービスを開始しました。
アスリートやチームは、タイムラインに活動を報告したり、コメントのやり取りをしたりして、ファンと交流ができます。アカウント開設時には事務局による審査がありますが、基本的にはスポーツに関係する人なら誰でも無料で開設が可能です。
一方でファンの方は、CiRCuSFanに登録してファンクラブに加入することで、ファンクラブでしか見ることのできない情報やコンテンツを見たり、コメントを投稿したりすることができます。なお、ファンクラブへの入会は、月額440円(税込)~の手軽な費用となっています。
■国内外で活躍するスポーツ関係者が、多彩な情報発信に活用
――CiRCuSFanは、どんなスポーツのアスリートやチームが対象なのですか?
成瀬:対象となるスポーツは、野球やサッカー、ゴルフなどから、ジャズダンスやボートまで、非常に多岐に渡ります。
――どんなアスリートやチームに利用されているのですか?
成瀬:たとえば、オリンピックメダリストである、陸上の飯塚翔太さんには、サービスの初期からご利用いただいています。最近では、スピードクライミングの大嶋あやのさんにご参加いただきました。クラブチームですと、女子サッカーの日テレ・東京ヴェルディベレーザさんにも利用していただいています。ちなみに、利用者はアスリートに限らず、さまざまなスポーツ関係者がいらっしゃいます。
――海外にいるアスリートもCiRCuSFanを利用できるのですか?
成瀬:今のところ、海外にいらっしゃるアスリートの場合は、日本に銀行口座をお持ちであれば利用可能です。
海外で活躍している方で例を挙げますと、アメリカでNBAダンサー(チアダンス)をしている大西真菜美さんにご利用いただいています。とても熱心に利用されている方で、SNSとも連動して近況報告を活発に行っています。
安保:CiRCuSFanは、大西さんのような自分の魅せ方を知っている人にとって、非常に相性のよいつくりになっています。発信する内容は普段のトレーニングメニューの紹介やプライベートショットなど、実に人それぞれです。
――さまざまな活用方法があるのですね。他にはどのように利用されているのでしょうか?
安保:ファン参加型のイベント開催に向けて、参加者を募る場として利用されている方もいます。またアスリートに限らず、大学のサークルや実業団などの交流の場としてご利用いただくこともありますね。たとえばランニングクラブ神戸ACさんは、ファンクラブの会費をランニングメンバーの月額会費として利用していて、一緒に走る人を広く募集しています。
――実際にCiRCuSFanを使っているアスリートからはどんな感想をいただきますか?
安保:アスリートの皆さんからは、「ファンからコメントをもらうのが嬉しい」という声をいただいています。特に海外で活動する方は、日本語でのやり取りが楽しいそうです。
■スポーツファンから見た、ファンクラブの存在意義とは
――ファンはアスリートやチームをどのように応援することができますか?
成瀬:まず、先述したようにアスリートやチームにコメントを送るという方法があります。また、事前に購入いただくポイントを利用してデジタルギフトを贈ることもできます。差し入れの機能もあるので、応援したい気持ちを形にしてアスリートを支援できます。これからもさまざまな機能を追加して、アスリートやチームを支えていきたいと思っています。
――ファンにとっても、好きなアスリートやチームのファンクラブがあると嬉しいものなのでしょうか?
安保:アスリートを応援した際に何か形ある物が返ってくるわけではないのですが、応援を通じて、自分自身のメンタルが高揚したり落ち着いたりすることがあります。私もあるアスリートのファンで、応援しているアスリートが試合で活躍していたり練習を頑張っていたりするところを見るだけで、とても刺激になっています。ファンクラブはもしかすると、クラウドファンディングに近いものがあるかもしれませんね。
――ファンからは、応援したいアスリートやチームはどのように見つけられますか?
中谷:CiRCuSFanのサイトから検索できます。またInstagramやTwitterのCiRCuSFan公式アカウントでも、アスリートの活動を紹介しています。競技人口のボリュームを問わず、幅広い分野のアスリートやチームを見つけられますよ。
■クローズドなファンクラブだからこその安心感
――ファンクラブを作っても、忙しくて運営が難しいアスリートもいるのではないでしょうか?
安保:確かに、アスリートの方々はとても忙しいです。皆さん、応援の気持ちはもちろんとてもありがたいと感じているはずですが、頻繁に運用できないこともあります。その点、CiRCuSFanでは事務局がファンからの問い合わせの一次対応を行うので、アスリートは運営の負担を抑えられ、ファンクラブ運営が難しい方や不慣れな方であっても運用していくことができると思います。
ただ実は、ファンクラブの開設自体が難しいと感じて、ためらってしまう方もいます。
――それはどんな理由からなのでしょうか?
中谷:「自分たちはファンクラブを作ってもいいほどの実力を持っていない」「アマチュアとして活動している自分にはファンがつかない」などと思われる方もいるようです。実際はそんなことはないと思うのですが……。
ファンクラブ開設にあたっては、心のハードルを下げてもらえるよう、事務局からファンコミュニティを作る意義を丁寧にお話しています。
――ファンと交流できるツールといえば、各種SNSがあります。一方のCiRCuSFanはクローズドな(閉じられた)スペースです。クローズドスペースを使うメリットは何でしょうか?
成瀬:アスリートが熱心なファンに対して、本当に言いたいことや活動内容を発信できる点です。たとえばアスリートが慈善活動をしたとします。その活動をSNSに投稿すると、広く発信はできるのですが、悪意ある人から思わぬ誹謗中傷を受ける恐れがあります。CiRCuSFanですと、コアなファンがお金を払って見に来ることから場が乱れることが少なく、アスリート側としても安心できます。
安保:CiRCuSFanでは、ファンがアスリートに送ったコメントは他のファンからは見えないため、1対1の密なやり取りが可能になります。そのおかげでCiRCuSFanは開設以来、ファンとのトラブルは一切ありません。安心感がある環境は、クローズドスペースならではのメリットです。
■日本のスポーツ文化を醸成するプラットフォームへ
――CiRCuSFanの今後の予定などはありますか?
安保:事務局からの発信を増やしていきたいですね。本来であれば、事務局がスポーツの試合に出向いて取材をし、試合結果や写真などをSNSの公式アカウントに載せていく予定でした。しかし現状はコロナ禍で、なかなか試合自体が開催されないのが難しいところです。試合が開催されるようになれば、事務局からもより一層の発信を行っていきたいと思っています。
――これから、CiRCuSFanをどのような場にしていきたいと考えていますか?
成瀬:国内のスポーツ文化を支える場にできればと考えています。欧米ですと、地域に根差したスポーツチームは平日の夕方に試合があり、ファンがお金を払って見に行く文化があります。日本では一部のスポーツを除いて、まだまだそういう文化はなじみが薄いものです。CiRCuSFanが、日本のスポーツの文化を醸成する一助になればと思っています。
――今後、CiRCuSFanをどんな方に使っていただきたいですか?
安保:何かを応援したい気持ちがある人にはぜひ、気になるアスリートやチームを見つけて、ファンになっていただきたいですね。
中谷:個人的にも強く思っていることなのですが、スポーツに携わっている方は全国にいらっしゃるので、首都圏だけでなく、47都道府県すべてのアスリートやチームにCiRCuSFanを使っていただけるように支援して、盛り上げていきたいと考えています。アスリートの方も、スポーツチームの方々も、ファンの方も、まずはCiRCuSFanのサイトにアクセスしてみてください。
<CiRCuSFanはこちら>
https://circus.fan/
<デジタルマーケティング事業部とは>
経営の上流から現場に至るまで、デジタルマーケティングをコンサルティングする、IICの事業部の一つです。クライアントの課題に併走し、戦略立案やリサーチ、クリエイティブや開発、広告・マーケティング、運用までをワンストップで支援しています。