消えていく寂しさの中で【詩】
夏祭り 太鼓が遠く 宵霞(よいがすみ)
午前2時 素肌を撫でる 傷の跡
夜明け前 ひぐらしの声 解き放つ
まだ暗い 始発の列車 夢の中
ネジバナが 茂れるいつもの 散歩道
朝焼けの ライトを浴びて 息をすう
封筒に 見覚えある文字 百日紅
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