昭和の歌には明るくないが
絶賛インフル罹患中な上に生理が飛び入り参加した年末、全然リビングから動く気持ちになれないんだけど、皆様どうお過ごしでしょうか。私は元気です。
つい先日、たまたま生放送で『昭和の名曲紹介』みたいなのをやっていて、特に観るつもりはなかったのですがIKKOさんとアンミカさんの衣装が無茶苦茶良かったのでそれ目的で眺めていました。
⬇️これこれ
私は1993年(平成5年)生まれなので、この番組内で紹介された歌のほとんどは分かりませんでしたが、いくつか知っていて歌ったこともあるタイトルもありました。中でも一曲、強く印象に残ってダウンロードした歌もありましたから、後ほど紹介します。
大体40〜50年くらい前の歌が紹介されており、中にはサザンとか中島みゆきさんとか知っている人もちらっといたのですが、大体知らんかったな。夫も生まれたか生まれてないかくらいの頃ですが、彼は『親父が歌ってた』とか『母ちゃんが歌ってた』とか言っていたので面白かったです。
つぶやきにも書いたのですが、中島みゆきさんの『時代』がランクインしていてなんか嬉しかったし、あの衣装を着て歌う中島みゆきさんの映像は女神様の絵画みたいでものすごい迫力がありました。
ものすごく好きというわけでも、ファンというわけでもないのですが、歌詞が印象に残っています。
どうしてもあの感染症騒ぎの頃に受け入れ指定病院で働いていた頃を思い出すというか、いい思い出では全くありません。
もう、人間の本性というか、医療従事者を差別したり人間扱いしなかったり、好き放題言いやがってマスクもグローブも盗んで転売しやがって、『患者』を盾に何してもいいわけじゃねえんだぞウイルスと細菌の区別も説明できないくせにギャアギャア勝手な憶測で話をするな!!エビデンスは積み重ねてる途中だから手洗いうがいをしろと言っているだろうがバカ!!ワクチン反対運動だのなんだの、本当に自分のことばっかり!自分のことだけ考えやがって!!何も見えないのか!お前の周りには誰も暮らしていないのか?!妊婦もいないのか?!子どももいないのか?!という、怒りとか憎しみとか、恨みでいまだに体がバラバラになりそうでしんどいのですが、
『だから今日はクヨクヨしないで、今日の風に吹かれましょう』
で、なんだか憎悪の温度が少し下がった感じがしたことを覚えています。何で聴いたのかは思い出せませんし、全然笑って話せる状態でもないのですが、こんなに美しい人が『だから今日は』と言ってくれるなら、信じて待ってもいいとちょっと思いました。勝手に涙が出ます。
次に『天城越え』。
この歌も知っていましたが、歌詞の全部は知りませんでした。
『殺していいですか』ってとんでもないこと言いよんな。
と思ってからの『寝乱れて 隠れ宿』。
続けて『九十九折り 浄蓮の滝』。
もう殺す気満々のラインナップで『やべー』と思ったのですが、歌が上手いし着物も綺麗だし石川さゆりさんが美人だし、なんかもうそういう歌なんだな!と納得しました。女の情念の歌なんだね。
そのあと興味が湧いて、歌詞の全部を読んでみたのですが、言葉が綺麗。日本語が良いです。
『肩の向こうに あなた 山が燃える』がとても良い。この場合の『あなた』は呼びかけであって、文法上ここに入る必要はないはずですが、敢えてここに打ち込むことでリズムがかっこよくなるし、より一層『殺す気満々』感が伝わって好きです。
それから『六本木心中』。
アン・ルイスさんのことは、お名前だけは知っていましたが、歌手だということは知りませんでした。海外アーティストとかかな? とずっと思っておりましたが違ったようです。
公式アカウントではないのでちょっと申し訳ないのですが、この感じ。
なんか引くほど歌が上手いし、景気のいい時代の歌なんだなあと思います。生放送だったので視聴者のつぶやきも同時に寄せられており『ディスコで流れていた』と出たのですがそもそもディスコがなんやねんというお話で、多分楽しいところなのでしょうが、とにかく歌唱力。
そもそもこの時代の人たちって基本的にみんな生歌なんだよね。それで演奏も含めてこの上手さと。狂ってやがるぜ!!☺️
1984年の歌だそうな。
かっこいい歌ですね。
こちらも歌詞が好きです。
『ちょっと場末のシネマしてるね』とか『あなた売れないジゴロみたいね』とか言っているのに『桜吹雪にハラハラ縋り』、『女ですもの 泣きはしない』の言葉遣いのギャップが良い。昔の『イイ女』とされる人の歌なんだなと思いました。
さて次。
これは実は知っており、スナックでバイトをしていた頃によく歌いました。
当時20歳くらいで、働いていたスナックの客層の年齢層は比較的高く、その世代に合わせた歌をいくつか覚えなさいとママに言われ、訳もわからぬまま覚えた歌です。ちなみにその頃にお客さんから『チークダンス』なるものも覚えさせられたのですが、なんやったんやろかあれは。ベタベタベタベタほっぺやらおっぱいやら触りやがって。と思いましたがお小遣いをたくさんもらったので良いでしょう。もちろんおっぱいの谷間にお札が挟まれました。まあ谷間あってのものやねくたばれスケベジジイが。
それで、この歌、音域が当時の私の声に合っていたようでいつのまにか持ち歌になり、常連のお客さんは私を見つけると『あれ歌え、時の流れのやつ』とオーダーを入れました。
カラオケは一曲400円で承っていたのですが、『あんた上手いから』とそのうちの100円と、お客さんからのお小遣いがもらえたんですよね。懐かしいです。
その他にスナックで歌ったのは『栄光の架橋』とか『M』とかでしょうか。たくさん歌いましたが、私の好きな歌ではないため、この『時の流れに身をまかせ』も含めて、歌詞はすっかり忘れてしまいました。
まあ、70歳とか相手に『メルト』とか『サウダージ』とか『ギブス』とか『春を歌にして』とか歌ってもな。お小遣いはもらえんやろからね。
そして1番印象に残ったのはこちら⬇️
久保田早紀さんの『異邦人』。
イントロが凄すぎて『????』ってなってからの声の美しさ上手さに全部引く。おまけに久保田早紀さんがお人形さんみたいにかわいい。髪の毛ふわふわでピアノを弾いている!
公式アカウントからの『異邦人』がこれしかなかったのでこれを貼ったのですが、本当はピアノを弾いて歌っている久保田早紀さんの動画を貼りたかった……。かわいい……。
どこをとっても良いのだけれど、私が特に好きなのは『ちょっと ふりむいて みただけの』のところ。
こんな感じでギザギザするのがものすごく好き。
それで、無論iTunesから落としたのですが、カバーも何曲か見つけました。個人的にぶち抜けて良かった方を貼っておきます。これもダウンロードしました。
激シブ。
これ以上はねえわ。
あと40年くらいしたら、『平成の名曲2064!!』とかやるのかな。米津とかバリバリに入ってほしいな。そんで、若い子に『えーしらなーい』とか言われたいな。しらなーい言うた子が私みたいに『サンタマリア』とかダウンロード(という概念になっているかはさておき)してくれたらいいな。