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LikePayが求められていること

ユーザーのモティベーションを発見し直した話

初めまして!株式会社LikePay代表のイーゴリです!

このノートに、LikePayで2019年9月からやってきた実践的な検証について説明したいと思う。

サービスの概要と具体的な使い方についてこちらを見てください。

LikePayは、僕のアイデア、やりたいこと、周りの人から聞いたこと等から生まれたビジョンから成り立っている。そのビジョンについてきてくれたチームメンバー、エンジェル投資家、パートナー等様々な方のおかげで、約1年前に初めてのMVPの開発に成功した。

ただ、そのMVPは僕のビジョンだけに基づいて作られたものだったので、そのまま実際にユーザーやお店に使ってもらえるのか?と動きを見てみた、反応はあまり良くなかった。なので、VCから資金調達した後、実践的な検証に力を入れることにした。

実践的な検証とは、僕の独自の定義で「サービスを世の中に出して、実際に動かしてみて、フィードバックを得る活動」をいう。

検証スタート時点の数字:

1)ユーザーの登録数:400人
2)店舗登録数:20店
3)投稿数:~200件

と思ったこと:

1) ユーザーよりも、お店を増やすことが大事
2) ユーザーは割引がもらえるだけでアプリを使ってくれる
3) 成果報酬のサービスだから、お店がすぐ導入してくれる
4)QRコードを読み取るのは、誰でも慣れていることだから使いやすい

このスタートラインから検証を始めた。まずはアプリのデザインを直して、検証するためにユーザーとお店を増やすことにした。

お店

割引できるお店を増やすには、やはり地道な営業をしないと難しい。チーム内に営業マンがいないため、数社の営業代行と契約した。9~10月の1ヶ月かけて営業代行の代理店が動きやすい営業の仕組みを作っていた。しかし、仕組みをつくったものの、代理店の成果はほぼゼロだった。その理由として、多くのお店が「ユーザーが集まったら導入する」という考えだったからだ。ユーザーがいないと、導入費が無料でも、お店は面倒臭がって導入したがらないという単純な答えだった。

ユーザー

だから、ユーザーを先に集めないといけなくなった。そこでユーザーの「割引がもらえる」以外のモチベーションについて考えた。そして気づいた。MVPを出したときから、ユーザーによく聞かれたのは「どこで使える?」という質問で、これがきっかけとなってユーザーにとっての新たな機能を思いついた。

お店をリストで出すと、パッと見てお店の場所が分からないと言われる。そこで地図を作ったけど、また「ピンだけでは分からない」と言われる。ピンをお店のロゴに変えた。「地図で見れるのは便利!」とユーザーが嬉しいことを言ってくれたが、その直後に「…でもどういうお店なの?」とまた言われる。よく考えたら、ユーザーは割引をもらうよりも、いいお店を検索したい意欲の方が強いのではないか?と感じた。

最強の機能

そしてやはりユーザーにヒアリングすると、既存の検索サイトを使わずリアル感を求めていいお店をInstagramで探そうとしている。しかし、気に行った投稿からお店の情報までたどり着くことがたまに不便だったりする。お店の場所、タグ、ハッシュタグがなかったりして、そもハッシュタグを掛け合わせて検索できないし、写真を保存しても、そこから探すのも大変そうだった。そもそもInstagramはお店を探すために作られていないから、検索しづらいのは当たり前だと思った。そこでLikePayの最強の機能を思いついた。それが、SNS投稿でお店を検索する機能だ。

LikePay登録店のハッシュタグが付いているSNS投稿の写真をアプリ内に表示して、その下にハッシュタグのお店が書いてある機能。ユーザーがInstagram上で既に馴染んだ投稿を見る体験と、Instagramから引っ張っている投稿写真を基にした検索機能を開発した。写真に、地図と、現在地から近いお店を出す一覧を加えたら、充実した検索機能が出来上がった。

新機能をユーザーに見せたら「こんな機能が欲しかった!」という超嬉しい声を聞けた!イメージからお店が選びやすいし、アプリ内で投稿を見れるから便利だし、他人の投稿が写真の撮り方の参考になると言ってくれていた。その「お店を探す」というモチベーションで、ユーザーを増やすことにした。LikePayは「インスタ映えのお店」を探すアプリになる。

これらの実践的な検証の結果については、次の記事に紹介する予定。


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