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「碁会所/囲碁サロンの値段(もうちょっと)上げても大丈夫だと思いますよっていう気持ち」

こんにちは。

IGOcompany-Uです。

囲碁をビジネスに起業して宇佐美囲碁教室っていう教室を運営したり、フリーランスのライターとして活動していたりします。

先日、オンライン古書店もやってるってnoteを書いたりしてみました。

で、

今日のnoteは、

「碁会所/囲碁サロンの値段(もうちょっと)上げても大丈夫だと思いますよっていう気持ち」って題名です。

お客さんは、ちゃんと囲碁に、そのサービスに、愛がありますよ!って。

それはというのも、

最近、Twitterで、ちょこちょこと新しく碁会所/囲碁サロンを始めます(始めました)っていうのを見かけるので、

もちろん嬉しい事この上ないんですが、

(そういう場所がないと、そもそも囲碁が拡がらないですからね。大事な根底です!!僕も大学生の時に鶴巻温泉の碁会所に単機突入して囲碁覚えましたし)、

席料/利用料を低く設定し過ぎのような気がするんですよね。

もちろん、土地柄とか、地方か都市圏かってのあるとは思います(体験料金とか、初回無料とかは良いと思うんですよ。1回来てもらわないといけないんで)。

いや、分かるんですよ。公民館とか、無料とか、200円とかでやっていますからね。分かるんですよ!!

でも、

それでも、

僕が言うことでも、口出すことでもないんですが、

1回値段を設定してしまうと、それが基準になってしまって、その後の値上げも難しいし、

貴方が頑張って揃えた碁盤、机や椅子、色んなものの準備の努力の価値が、それくらいになってしまうよって思ったので、

ちょっと書いてみました。

もし不快に思われた方がいましたら、本当に申し訳ありません。

(当事者でもないのに口出して、ホント、すみません)

ただ、何十年前ならいざしらず、もうお客さんも「安ければ良い」とは考えないと思うんですね。

ホント、僕が言うことでもないんですが….。

(失礼があったらゴメンナサイ!)

結構前のnoteでも書いたんですが、

囲碁サロンは、営業時間内だったら、基本的にはその席料でずっと居続けることが出来ます。

仮に10時~20時までの営業だったとして、500円ないし1000円で一日中ずっと遊べます。

カラオケに行く高校生だって、それだけいたら、もう少しお金を使います。

薄利多売で成り立っていた時代なら大丈夫だったんでしょうけど、令和の今では成り立たないと思いませんか?

逆に、お客さんとして来る貴方がお店側の人間だったとしたら、いくら頂きたいですか??

(※ちゃんと企業努力をして成り立っている囲碁サロン、自宅の一部を開放してるなど固定費をあまりかけないで出来ているトコロや、趣味でやっているからと現状に満足している人などは、聞き流して下さい。あくまで一意見なので。

計算すればわかるって言った幕末の偉人だれでしたっけ?板垣退助??

(※ちょっと検索しても出なかったんで、分からないですけど。)

例えば、

サロンのもろもろの経費が30万円だったとして(もっと安い高いはあると思いますけど)、

それとは別に、自分に30万円くらいの月収が欲しいと思えば、

席料/利用料が1,000円だったとすると、単純計算で、月に600人の来客が必要です。計算を楽にするために月30日営業するとして、1日平均20人のお客さんにいらっしゃってもらわないといけないという事です。

コロナもありましたし、コンスタンスに20人って結構大変ですよ。

そうなると値段はいくらに設定しないといけないか(そして付加価値をどうつけて料金を頂くか)、計算しないといけないと思います。

いや、もちろん計算していると思いますし、もし失礼があったら申し訳ありませんが、800円とか500円とかを見かけたので、ちょっと書いてみよう方思った次第です(仮に500円だったら、単純計算で月に1,200人必要じゃないですか)。

いや、子供を500円にするとか(普及や将来の来店を見越して)は、まだ分かるんですね。僕もボランティアで「こども対局場」をしていますし。

ただ、囲碁界っていう世界は小さくなっているワケで、何ていうんでしょうね、こう、なんとかならんのかと(せめて頑張っている人は豊かにならんのかと)。

noteを探したら、

用賀囲碁クラブ席主さんって方が事情を書いたりもしていたので、参考に載せてみようかと思います。

ちゃんと成り立っているようなので、優秀な方なんだと思います。

ちなみに、

今も交流のある近所の碁会所の「元」石亭さんは、「いや、毎月〇〇万円赤字だったよ~」って、洒落にもならない額を言ってました(笑。

僕はどうなのかと言うと、宇佐美囲碁教室は、

木曜日に教室と交流会、

土曜日に交流来局場を開催していて、

週に2回、月にだいたい80人前後のお客さんが来てくれてます。

(コロナの間だったり、緊急事態宣言が出てたり、外出自粛みたいな空気が出てた時は、その半分以下でしたが…)

まあ、先月は急激にコロナの感染者数が増えたんで、めちゃくちゃ少なかったです…。。。

最近は、

新しく「月曜日の指導碁会」を始めたり、

「オンラインレッスン」も行っているので、合わせると、もうちょい多いかもしれません。

それでも週に2回で(最大で)80名って事は、1日だいたい10名、

もし仮に、週に7日間開催していたとしてもと、月に280名です(毎日開催するって言う相乗効果はあるんでしょうけど)。

席料/利用料が1,000円では、成り立たない計算になるワケです。

(あっ、でも世田谷の教室は利用料が無料なので、ひとり1,000円90分で開催していたりします)

やっぱり沢山お客さんに来てもらって、手頃な値段で提供するっていうのは、大企業じゃないと成立しないと思うので、

逆算で、席料/利用料は設定する必要があるかと。

せめて、お客さん1回の単価を3,000円前後にしないといけないんじゃないかと個人的には思ったりしています。

と言いながら、

(おそらく)僕の教室の単価は3,000円に届いていないんですが…(2,500円前後?)。

いや、ホント、

最初に書きましたが、

僕が口出すことでもないんですが、

「碁会所/囲碁サロンの値段(もうちょっと)上げても大丈夫だと思いますよっていう気持ち」

って題名で、

ちょっとnoteを書いてみました。

(失礼いたしました。。。別に批判しているワケではないです。。。)

囲碁の世界が豊かに広がっていけばいいなと思っている次第です。

固定記事でも書いていますが、

囲碁を教える人が、囲碁を仕事にする人がたくさんいれば、囲碁を打つ人も増えるでしょうし、囲碁界にとっても良い事尽くしだと思うので、

ホント、拙い文章で申し訳ないですが、

あくまでひとつの意見として読んでもらえたら幸いです。

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!!


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IGOcompany『U』
サポートありがとうございます。コロナの影響もあり、今囲碁界はどんどん縮小していっています。どうにかしたいと思っている方は多いと思います。まずは小さな一歩から、囲碁の本を買ったり、近くの囲碁サロンに行ってみたり、周りに囲碁を教えてみて下さい。サポートは囲碁普及に使わせて頂きます。