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【マーケ基礎】ちょっと贅沢。

相変わらず、支出を抑える、
厳しい暮らしが続いています。

しかし、ここへきて、
若干消費傾向が変わってきています。

不要なものは安くても買わない、
ということに変わりはありませんが、
「質の高いものを求める」動きが出てきました。

高級なものということではなく、
あくまで手の届く範囲で、
ちょっと頑張れば買えるものです。

『ちょっと贅沢』

これを楽しむ人が増えてきたのです。
特に、食に関する分野では顕著です。

最近、全皿100円の回転寿司が、
頭打ちになってきました。

「庶民の味方で美味しいから、流行っているでしょ」
と思われるでしょうが、
その美味しさにも、100円では限界がありました。

お客さまは、たとえ一皿200円、300円でも、
もっと良いネタを食べたいと思うようになったのです。

安いだけではなく、「質」を重視し始めました。

ドトールではなく、
スターバックスに行くお客さまも同じ理由です。

日常食べる食材は、激安店で買っていても、
百貨店に行って、
休日用のワインやチーズを吟味しているのは、
『ちょっと贅沢』な楽しみ方なのです。

旅行でも、その傾向はあります。

「リッツカールトンに泊まる」や
「プールつきヴィラ」などに、人気が集まっています。

しかし、これらは決して豪華な旅行ではなく、
ほんの少し金額を上乗せするだけで
楽しめるプランなのです。

いまや、
低価格だけがお客さまを集めるわけではありません。

まして、個人商店は
価格競争で大手に勝てるわけがありませんから、
『ちょっと贅沢』をプロデュースしてみましょう。

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