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伸び縮みする家 プロジェクトのお話し#10
団地の1室のリノベーション。
団地は戦後に夫婦+子供(一人~二人)を想定して量産された間取でできている。だけどその家族は今、子供たちは皆成人して家を出て、間取と家族の形が合わなくなってきている。
このクライアントも例にもれず、お子さんは家を出て、旦那さんも亡くなりおひとりで住まわれていた。家のいろんなところにガタが来ていて、部屋の半分以上は使われないまま物置となり、サイズの合わない服を着て生活をしているようだった。
そこで今回は、一人暮らしとして必要な面積だけをリノベーションして仕上げ、あまりの部分を、土間空間にして、内部と外部の間の空間としてつくることにした。古い建物のため、断熱もしっかりしていないため、室内と外部の間に土間空間の空気層をつくることで、断熱環境に寄与した間取りに変更する。また、クライアントはお花を趣味でやられているため、お花を飾ったり、作業する空間としても使えるように設えた。
必要に応じて、この土間空間は室内用にも使えるので、生活やシーンに応じて部屋を大きくしたりコンパクトにして使えるようにと考えた。
家は洋服のように、簡単に着替えることができない。
だから、住まい手使い方に応じて自由に可変できる、そんな家を考えたのです。
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