【医学部受験】親のメンタル①
医学部受験は、子供を応援する親にとっても、気持ち的にかなりの負担でした。実際は子供のために親ができることと言えば
★健康管理
★食事を作る
★お金を出す
くらいしかないのですが…
近くで子供に寄り添い応援してきて、受験が終わった時「本当に長い1年だった…」と感じました。合格が分かった時は本当に嬉しかったですし、「お疲れ様、わたし」という思いもかなり大きかったです笑
医学部受験に挑む子供を応援する立場として何が一番大変だったか、ということを改めて考えてみました。
…あくまでも我が家の場合、ですが。
親のメンタル的に大変だったこと
1.健康管理
とにかく「自分や家族のせいで娘の努力を無駄にしていはいけない」というプレッシャーが大きかったです。
特にコロナは最大の不安材料でした。
毎年受験の時期に心配なのはインフルエンザですが、コロナの場合は本人が元気でも「濃厚接触者」になってしまうと通常受験ができなくなります。家族誰かが感染したら最悪。本当に気を使いました。
自分もできるだけ外出を控えましたし、風邪をひいたりして免疫を落としてはいけない、と、毎日ヤクルトを飲ませました。
(単なる気休め笑)
※息子の中学受験時には家族全員で1か月ほぼ毎日 R-1を飲み続けましたが、今回は受験期間長すぎて高額なので笑 代わりに…笑
娘はアレルギー体質で、外食が続くと体調を崩すので、自習室に行くときはなるべくお弁当、夕飯もできるだけ自宅で取っていました。買って済ませたい時もグッと我慢してご飯づくり笑
2.娘の意思を尊重することへの不安
最初から1度も第一志望を変えなかった娘。模試の結果に落ち込むことも多々ありましたが、最後まで第一志望にこだわりました。
我が家としては、もしもの場合は1浪までならOKと思っていたので、その覚悟で第一志望に挑むのであれば、自分が納得する受験を応援するしかない!と思っていましたが、本人は「浪人はしたくない」というのです…
学校に提出する書類に
①浪人可
②浪人不可(経済的に)
③浪人不可(精神的に)
という欄があり、③に〇をつけていました笑
「どうせ勉強するのなら違う勉強がしたいし
受験勉強は終わりにしたい、
これ以上勉強しても伸びる気しないし」
というようなことを言っていました。
「だったらもう少し確率高いところにすればいいのに」と思いました。思いますよね笑 でも、絶対変えません笑
目標高すぎだったので、大学を変えればもう少し確率高そうなところもありましたし、高1から定期テストは真面目に頑張ってきたおかげで評定平均もすこぶる良かったので、推薦を使わないのは勿体ないのでは?とも思いました。地元大ならかなり確率高そうだし。…そんな思いも全て却下。
高校受験もしていないので、ちょっと「正攻法」で受験に挑んでみたかったというのもあったのかもしれません。
とにかく、浪人はしたくないけど第一希望にはチャレンジしたい。わかった、じゃあ、後期は絶対いけそうなA判定のところに出すよね、と思ったらこれまた「ここは行きたくないからここ」とか、予備校によってA判定とB判定入り混じった微妙なところに出願しようとする笑
私立医学部は受けませんので、両方ダメだったら私立他学部に行くということです。…本当に医学部をあきらめられるのか?
実際不合格だった時、やっぱり諦められないから、と浪人することにしたとして、そんなに一浪することに自信がない子1年頑張れるんだろうか?精神持つ?とか、1年浪人しても、共通テストに失敗したら現役の時に受かりそうだったところも難しくなるかもしれないし…というような心の葛藤を、勝手にずっとしていました。
本人曰く、自分の中では絶対合格できる、という思いで受験勉強を計画的に進めていたようなので、過剰な心配だったのかもしれませんが…
12月の学校の三者面談でも第一志望以外考えられない、と先生を悩ませていた娘ですが笑 最終的には
「共通テストができなかったら
そこは自分の実力が
足りなかったということで
甘んじて受け入れる」
と言って、第二志望を提示したので、そこでやっと私自身も少し安心した記憶があります。
ちなみに、我が家の場合、教育について主人はさほど興味がなかったので笑 小さい頃からの習い事も塾も私の独断で勝手に決めてやっていました。学校の成績や塾、進路のことも相談、というより、報告、という感じ。
基本
自分のやりたいようにやればいい
という考えの人なので、少し距離を置いて見ている感じで逆に良かったかもしれません。
受験期、私自身、自分の悩みは主人には相談せず、友達に話を聞いてもらっていました。買い物やおしゃべりにつきあってもらいストレス発散。娘の受験期、私を支えてくれた友達には本当に感謝しています。
考えてみると「チャレンジ精神」の娘を応援したい気持ちはあるものの、自分の性格が「安定志向」なために結構なストレスがかかっていたことが、大変だったと感じた一番の理由かな、と、ここに書いてみて改めて思いました笑
3.娘のメンタルケア
「全力投球」がモットーの娘はその分、ポキっと折れやすい性格。かなりガチで頑張っていたので、結果が出なかった時の落ち込みはハンパなかったです。いつまでもグチグチ言っていると、最初は励ましていた私も最後には面倒くさくなって「だったら第一志望やめれば~?」とキレ気味に言い放ったりしていました笑
秋の模試が続いたころは特に不安定で、まさに模試の成績に「一喜一憂」
良かれと思って言った助言が余分な一言だったり笑
後々思ったのは結局「言いたいだけ」で最終的には自分で考えて解決するので話は聞いてあげて共感するだけで良かったのかなと思います。
医学部受験がメンタルにくる理由
医学部は、成績が届かないと
「医師になることをあきらめる」
という結果になってしまうことが、本人も親もメンタル的に負担が大きい1番の理由だと思います。
以前も少し書きましたが、他の学科ならば大学の選択肢もたくさんあるし、その専門を学べる方法が色々とあるのですが、医学部は少々ランクを下げてもどこも難関な上、
医師になるのに
「医学部に入る」ことが必須
しつこいようですが、「医学部に入らないと医師になれない」のです。
私立も難しくて簡単に「滑り止め」にはならず、むしろ挑戦の域にあります。
過酷です笑
そんな感じで、子供のことを応援する気持ちが強ければ強いほど、親の気持ち的負担も大きいかと思いますが、
結局は本人が頑張るしかないので
過度な口出しも応援も不要 笑
ただ寄り添って支えてあげるしかないのかな、と終わった今、思います。
反省の意味も込めて色々と書いてみました。
医学部を目指すお子様を持つ方に一例として少しでも参考になればと思います。