LINEを仕事で使う。(後編)【新ビジネスマナー】 目上の人とLINEしていいの?!
女性向け研修会社(株)シェリロゼ代表で、人材教育家、マナー講師の井垣利英です。これまで定番とされてきたマナーでなく、今の時代に必要とされる【新しいマナー】をどんどん紹介していきます。
今回は、前回紹介した『LINEのマナー』の続きです。きっと気になる質問について、私が思う回答を書いていきます。参考にして頂けたら嬉しいです。
そもそもマナーは、形を暗記することでなく、相手への「思いやり」が大切です。相手との関係や自分の立場などによって、臨機応変を心がけてくださいね。
◆目上の人に、LINEアカウントを教えてもらいたい場合の注意点
まず大前提として、その人が仕事でLINEを使っているかどうか? を知ることが大切です。
これだけLINEが普及していますが、まだまだLINEを使っていない人がいるのも事実。「自分が使っているからと言って、相手も使っているとは限らない」と思って接した方が良いです。
LINEを使っていなかったり、使いこなせていないかもしれません。そういう人は、LINEをしても既読になるのに数日かかったり、やり取りに時差がでてしまうのです。これでは、大切な仕事のやり取りでLINEを使うのは、危険でしょ?
LINEをプライベートでも使いこなせていなかったら、仕事でLINEを時差なく使える可能性は低いと見て良いかも知れません。
◆目上の人に、「LINEアカウントを教えてください」と言って良いの?
相手がLINEを仕事で使っていることが分かった場合、LINEアカウントを教えてもらってもOKです。ただ、どう聞いたら良いか? が気になりますよね。
これは、あまり心配する必要はありません! 目上の人も、頼りにされていることが嬉しかったりします。さらに、その人が仕事でLINEでのやり取りが必要だと思っていたら、LINEアカウントを聞かれてイヤなことはないはずです。
「早めに〇〇のやり取りがしたいので」「☆☆の写真をご確認頂きたいので」などLINEの方がPCより便利な点を理由にあげて、「LINEアカウントを教えて頂けませんでしょうか?」と聞けば大丈夫です。
◆初対面で、LINEアカウントを聞いても良いの?
さすがに初対面で、仕事関係者にLINEアカウントを聞くのはおススメできません。LINEの位置づけは、感覚的に「プライベート寄り」ですよね? 結構、LINEはプライベート専用で、仕事関係者とはLINEを交換していない人もいます。
初対面では、その人がLINEをどんな用途で使っているか分からない。場合によっては、最初からLINEアカウントを聞くことで「初対面なのに失礼だな」と思われ、好印象を持たれない可能性もあります。
あくまでもいい仕事をするために、LINEなど新しいツールを活かすのです。まずは相手と良い関係をつくり、仕事で信頼関係を築くことを意識しましょう。それでLINEでのやり取りが必要になった時点で、LINEアカウントを教えてもらえば、十分だと思います。焦らずにいきましょう!
◆LINEアカウントを教えたくない場合
あくまでLINEは「プライベート寄り」の位置づけ。だから、仲良くない人、好感が持てない人には、あまり教えたくないですよね。
LINE交換を断りたい場合は、「申し訳ありません。プライベート以外に使わないんです」とか「LINEはやってません」など言うのが良いかも知れません。
そう言ってその場のムードが気まずくなると良くないので、話題をさらっと変えるのがオススメです。これもひとつの「思いやり」。
マナーは「思いやり」が大切です。相手を思いやることで、好感を持たれ、人間関係が良くなり、人生が豊かになります。意識してみてくださいね。
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