『ファッションショーのマナー』初心者向けショーの楽しみ方 ~スーパーモデル、東京コレクションのマナー~
女性向け研修会社(株)シェリロゼ代表で、人材教育家、メンタルトレーナー、マナー講師の井垣利英です。
前回の「『ファッションショーのマナー』初心者向けショーの楽しみ方 ~招待状への返事、当日の服装マナー、立ち居振る舞い~」につづいて、今回は「『ファッションショーのマナー』初心者向けショーの楽しみ方 ~スーパーモデル、東京コレクションのマナー~」について書きます。
そもそも私が、ファッションショーに興味を持ったのは、私が大学時代=バブル期終盤の1990年代のスーパーモデルブームです。上の写真は、今でも持っている当時のスーパーモデルの特集雑誌や自分で切り貼りしたファイル。
※スーパーモデルとは・・・世界的なブランドの広告や、ファッションショーのランウェイ(ファッションショーの花道)を歩くモデル。数千万~数億円のギャラを手にしている数人の世界TOPモデル。
当時、シンディ・クロフォード、リンダ・エヴァンジェリスタ、クリスティー・ターリントン 、ナオミ・キャンベル、クラウディア・シファー など、ハリウッド女優並みの知名度のスーパーモデルたちが、世界的に活躍していました。
オシャレ好きな私たちは、彼女たちの特集記事やテレビ東京の『ファッション通信』というファッションショーやモデルたちの専門番組を毎週楽しみに見ていました。その影響もあり、私は当時から「パリコレクションやミラノコレクションに行きたい!」と、ずっと思っていました。思いは、かなう!
今から10年ほど前、日本人でパリコレに出演した元祖スーパーモデル・秀香(ひでか)さんとご縁を頂きました。上の写真の美脚は、秀香さんが『60歳を超え、東京コレクションに出演!』されたときのお姿です。還暦を超えた方のおみ足です。PS:10年前の私のカメラ技術が低く、上手く撮れていません(笑)
秀香さんが出演された東京コレクション以降、色々なファッションショーに行くチャンスを頂けるようになりました。ご縁は、本当に有り難いものです。ここで少し、東京コレクションについて紹介します。
1.ランウェイとは?
世界4大コレクション(パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク)が、1年に2回、春夏と秋冬の2つの企画で開催されています。このファッションショーは、世界的には「ファッション・ウィーク”Fashion week”」と呼ばれる。その次に位置づけられるのが、東京コレクション”Japan Fashion Week(in Tokyo)”。
コレクションは、決められた開催期間で、色々なブランドの新作発表のショーが行われます。会場はブランドによって異なり、大きな展示場、ホール、ホテルなどで開催。
会場に作られた長細く突き出た道=ランウェイで、モデルたちが洋服やアクセサリーなどを美しく見せてくれます。上の写真のように、ランウェイを挟んで両側に観客が座って観ています。写真や動画撮影も、基本的にOK。(撮影がNGなショーもある)地面から1メートル前後の高さで、ステージやランウェイが組まれていることが多いです。
2.ランウェイの突き当りは、テレビや写真のカメラマンの大群
ランウェイの突き当りは、上の写真のように数えきれないテレビや写真のカメラマンが撮影をしています。モデルたちは、カメラマンに向かって洋服が美しく見えるポーズを取ります。撮影されたものがすぐに、テレビや雑誌、新聞、ネットの最新ニュースとして世に出るのです。
3.観客席のフロントロウ(最前列)は、ファッションジャーナリストやセレブの席
ショーによって座席がブロック分けされていて、ブロック内は自由席のことが多いです。ただし、最前列は「指定席」で、ファッションジャーナリストや有名人、芸能人などファッション業界で影響力がある人たちが座ります。旬の芸能人やモデルを見かけることがよくあります。
4.写真撮影がNGなショーの場合
ブランドによっては、会場内での写真撮影がNGなショーもあります。そんな場合でも、私は記念に写真を撮っておきたい! だから私は、上の写真のように入口の看板の前で一緒に行った友だちと撮ったり、ショーが始まる前の会場の雰囲気を撮ったりしています。
ただし、「会場内はすべて撮影NG」という厳しいショーの場合は、撮影はしないのがマナーです。
つづく。次回は、「ブティック内でのファッションショーのマナー、撮影ポイント」について書きます。お楽しみに。