伊賀はづき

岡山で「層-sou-」というお店をしています。岡山生まれ、岡山育ち。3年間だけ京都で暮…

伊賀はづき

岡山で「層-sou-」というお店をしています。岡山生まれ、岡山育ち。3年間だけ京都で暮らしていました。

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  • souの層

    [層-sou-]のずっと奥の方。開店前のこと、大切にしていること、考えごとなど。

  • 閉店後10分日記

    souの閉店後や仕込みの後、シャッターを閉めたらまずはよっこらせと椅子に座って10分休憩。片付けはそのあとで。

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はじめに

はじめまして、souの伊賀です。 まずはほんの少し、 私のことを伝えさせてください。 伊賀はづき、27歳。 結婚をして志田原はづきになりました。 最近の好きな食べ物はハモンセラーノ。 頭の中はいつも騒がしくしていますが、 声に出すことが苦手です。 たくさん話したい、 でも緊張であたふたと空回り。 (昔はそんなことなかったのになぁ...) だけど書くことは大好きです。 伝えたいお店のこと、 小さなこだわりポイントが実はたくさん。 日常の中で感じた些細な幸せも忘れないでいた

    • 穏やかな秋/16時から22時

      10月になってもまだ暑い日差しがちょっと落ち着いた頃、重たいシャッターを勢いよく開ける。 音楽を選んで、ろうそくに火をつける。 深呼吸して、souをオープン。 今日は雨が降っていて、外はもう暗い。 今月から、平日を夜営業に変えた。 平日、といっても水木は定休日なので、月、火、金の3日間なのだけど。 夜営業に変えてみた理由は、2023年・2022年の秋とは、違うことに挑戦してみたかったということと、イメージができたこと。 1月から12月までの1年間を振り返ってみた時に、

      • 休みとこれから先のこと

        青い椅子を買った。 台風が来るはずだった日の神戸で。 汚れたラグをはさみできざんで捨てた。 リビングがとても広く感じる。 自炊ができている。簡単なものばかりだけど。 ついでに16時間ファスティングも始めた。 外食続きになってしまう生活、彼への申し訳なさも消えた。すき家にも最近行っていないな。 ぐっすり眠れるようになって、肩こりもマシになっている。 8月はしっかりと休んだ。 旅行にもいったし、お昼寝もしたし、「行ってみたい」と言っていたお店に実際に行ったりして過ごした。

        • あなたも夕日を?

          山陰旅行三日目。 心はもちろん、なによりも身体の力が抜けていくのが分かる。 整体に行っても、美容院に行っても、マッサージ屋さんに行っても、「ずっと肩に力が入っていますね。」と言われる人生だった。 自覚がないものだから、「そんなことないと思うんだけどなあ」と思っていた。 必ず言わなくちゃいけない、身体を労わる接客のセリフなのかなとさえ思っていたくらいだった。 ところが、旅先で美味しいものを食べ、自然をずっと身近く感じ、ふにゃりと力が抜けた瞬間に、確かに今まで無意識に力が入って

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          16本

        記事

          旅の始まりはいつも朝マックから

          サクカリッホロッなハッシュドポテトはかかせないし、あまじょっぱいグリドルバーガーも美味しい。秋冬はホットコーヒー、春夏には爽健美茶を選ぶ。 旅の始まりはいつも朝マックから。 いや、朝マックがなければ旅は始まらない、という方がしっくりくる。 満足気に朝マックを頬張りながら、次に音楽を選ぶ。 旅の行き先は今年も島根だ。 高速は使わずに山川ドライブコースだったので ルックバックのサウンドトラックなどを大きめの音で流して、助手席から景色を楽しんだ。 今年はスケッチブックも持って

          旅の始まりはいつも朝マックから

          グリストとキキララと小リス

          souと私の夏休み、1日目。 初日である今日は、朝からお店の大掃除で始まった。 100均で3枚入りの雑巾を買って、3枚全ての両面が真っ黒に汚れるまで床や窓を磨いた。 そしてグリストラップだ。 飲食店には必ず[グリストラップ]という設備がある。[グリスト]と呼ばれるそれは、排水に混じる油脂やゴミを分離させた上で下水道へと流す「油脂分離阻集器」と呼ばれる装置のこと。 生ゴミや油脂が直接下水に流れるのを防ぐものなので、それはもう汚い。 いつもは定休日前などに定期的に掃除をして

          グリストとキキララと小リス

          真夜中大掃除とプロジェクトたち

          23時55分。 いきなり志田原くんが家の大掃除を始めた。 私はお風呂に入りたいのに、洗面台あたり一生懸命コロコロをかけていていて、浴室に近寄れない為ソファに座ってnoteを書いている。 お片付けスウィッチが入った志田原くんは誰にも止められない。 今日はsouのオープン前、オープン後と2回にわけて 店内撮影の予定があった。 10月頃に動き出すプロジェクトの1つに向けて少しずつ進んでいる。 今年の秋冬はマルシェなどへの出店はしない。 その代わり、というわけではないが、 準

          真夜中大掃除とプロジェクトたち

          志田原家第6回会議

          夫である志田原くんと定期的に2人で会議を開く。 お互いにノートやスケジュール帳を持ち寄って、議題と時間を最初に決め、さくさく話していく。 決めたことは書き、2人で、または役割分担して実践。 もやもやと不安な気持ちがきちんとかたちになって どうするべきかが見えてくるこの時間が好きだ。 楽しい。 今まではふざけて「第168回〜」とか言っていたのをせっかくだから今回からちゃんとカウントしていこうか、となって、昨日が第6回目だった。 第6回目の議題は暮らしと旅行について。 今年も

          志田原家第6回会議

          有孔ボードの壁

          ユニクロでサングラスを買った。 調子にのっているとみなされそうで かけては外し、かけては外し、している。 昨日は私と志田原くん、久しぶりに2人ともお休みで、ユニクロだけでなくコーナンに行って軽トラを借りガタガタと木材を運んだ。 1年以上言い続けていた、[壁に有孔ボードを貼ろう作戦]をついに実施したのだ。 99%志田原くんがつくってくれた有孔ボードの壁。 見慣れたリビングが少し変わった。 最近の私たちはなんだか良い感じ。 洗い物や洗濯物がたまることなく、たまに自炊して 寝

          有孔ボードの壁

          やっちまった寝ちまった

          二日連続寝落ちで書けず。 しかも昨日にいたっては、閉店後ダッシュで片付けて家族で焼肉、ごはん大をぺろりと食べ、海までドライブ、帰り際助手席で気持ちよく寝て、家に着いてもそのまんま。 思い出しながら書こうと思ってもなかなか書き進めることができない。 やっぱりその日その時に感じたことを書いておかないとな、と思う。 だがしかし、途切れてしまってもまたはじめれば、それは続けていることになる、みたいな ありがたーいお言葉もあるのだし。 閉店後すぐに予定が詰まっていたし?という言い

          やっちまった寝ちまった

          souの本棚

          夏の夕方や終わり、秋にかけて流れる、 とろんとした時間が好きです。 その時間に、ホットコーヒーを飲みながら 本を読むことも好きです。 最近、三日に一冊の勢いで本を読めています。 朝起きて、ストレッチ&読書をまず1番にすることをやっと習慣にできたからだと思います。 読み終わったおすすめの本は、souの本棚に並べているので手に取っていただける本が少し増えました📚 2、3ページで読み終えることができる短なエッセイ、読み切り漫画、レシピ本、など。 今日はなんと、漫画ルックバ

          今日はどんな一日だった?

          テイクアウトしたすき家の高菜明太マヨ牛丼を食べながら夫と話す深夜の時間が好きだ。 私はほぼ90%くらいの確率で高菜明太マヨを選ぶ。つゆだく。夫はいろいろ食べる。おろし、高菜明太、カレー、気分や体調で選んでいるのだろう。 紅生姜は使わないから私が食べるし、つゆだくにもしない。 そして私は自営業、夫は会社員。 夫の残業と私の仕込みはどちらも夜遅くまで続くことがあり夜11時に合流、ということが多い生活をしている。外食やテイクアウトばかりではそろそろ身体に悪いのでなるべく自炊をしよ

          今日はどんな一日だった?

          100点休み

          今日はお休み。 いつもより早起きしてストレッチ→ウォーキング片道45分。贅沢モーニングで涼む。 お店に傘を忘れ+65分のウォーキング。 10キロは痩せたんでないだろうか。 souに着いて、仕込みを少し。 買い出しをして家に帰って冷たいシャワー。 洗濯を回しながらアイスを食べる。 読書を20分。 夕方になり、晩御飯と明日分のカレーをつくりながらララランドをもう一度流し観る。何度観ても最後のシーンの微笑みが美しくって好きだ。 部屋でパロサントだって焚いちゃう。 100点、いや

          それでもファミチキは買いに行ける

          昨日に引き続き足がじんじんしている。 岡山の桃を使った、桃のイートンメスを日・月・火と期間限定+数量限定でつくっていたのだけど、 よしこい!と気合いを入れてた日曜日に空振りをかました。 つまり、お客さまが少なく、夫のヘルプの必要もないくらいだった。 一日でも暇な日があるだけで、いまだに、「潰れるのでは?」という不安な気持ちが押し寄せるのは何故だろう。 そんな日曜日だったから、月曜日も暇だろう火曜日も暇だろうとシャッターを開けたら、大忙し。 予感は外れる。 閉店時間19時

          それでもファミチキは買いに行ける

          優しいノート

          足がじんじんする。 椅子に座って、もう動けない。 のーんびり、ちょっと焦るくらい穏やかだった日曜日に比べて、今日月曜日、有難いことに大忙しで冷蔵庫はすっからかん、シンクには食器がたんまりだ。みんな夏休みなのかな。8月の飲食店に曜日は関係ないのかもしれない。3年目、いまだに読めない。 しばらく動けそうにないので、 今月から始めたsouのなんでもノートを開く。 数人のお客さんがすでに書いてくれている。 1ページずつ読んで、そっと隣に言葉を書き添えた。 なんでもっと早くにノ

          優しいノート

          岩田町ご近所物語

          「今日はこれ渡しにきただけです、帰ります〜!」 いつのまにかひょこっと現れ[レモン牛乳]という初めて見るアイスクリームをふたっつお福分けしてくれ颯爽と帰っていった、お隣に住む常連さん。 彼女には、sou閉店後、椅子に座り動けなくなり固まっている私の姿も目撃されている。 souは岡山駅から徒歩6分ほどの岩田町という場所にあるのだけど、それまで私は岩田町に来る機会がほとんどなかった。馴染みがないまち、知り合いもいない。 だけど2年が経って、近くやお隣に住む人が日常の一部のよう

          岩田町ご近所物語