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エッセンシャルワーカーの課題を考える部 活動報告(第5回)

皆さん、こんにちは! ifLinkオープンコミュニティ会員の濱@ISEです。

今回は、エッセンシャルワーカーの課題を考える部の本活動第5回として、ifLinkオオギリ直前MTGを実施しました。

正直、前回(第4回)からかなり空いたので、僕も含めて皆さんまずは思い出すところからでした。

振り返り

前回のMTGでは、個別の課題について、シーン、ペルソナ、目的を設定しました。

ひとまず前回の記事でもお見せした一覧を再掲しておきます。

シーン、ペルソナ、目的

今回の活動

この第5回は、実は2回(11/30と12/4)にわけての実施となりました。
というのも、メンバーの皆さんからできるだけ多くのご意見をもらえればと思っていたのですが、皆さんなかなか忙しく、まとまった人数が集まれる日がなかったので、候補日を両方開催日にしたというわけです。

チーム分け

さて、ifLinkオオギリを実施するにあたり、当日(12/15)に参加できるメンバーは10人ちょっとになる見込み。
ということで、チームは3チームがよさそうとなりました。(3~4人/チーム)

となると、テーマも3つに整理しておいた方がいろいろと進行しやすそうという意見も出てきたので、そういうことになりました。

参加メンバーがどのチームに入るか、は当日に好きなように選んでもらえばよいかな、くらいの気持ちです。

3つのテーマ

で、テーマを3つにするわけで、最終的にこうなりました。
テーマをまとめるにあたって、部の総意として「そうならないために」というところは外さないよう意識。

  1. 高齢者の外出・運動を促す
    エンタメ指向、eスポーツ、ボッチャ・ダーツ

  2. コミュニケーションを促す
    孤独の解消

  3. やりがい(うれしさ、役になっていると感じられる)をキープ
    達成感、モチベーションの維持

ここに至るまでをざっくりご紹介します。
メンバーの皆さんも、僕もとりあえず思ったことをしゃべっている感じです。

高齢者の未病対策(身体的、精神的)というか、そうならないために事前にどうにかできないか、というのをやりたい。

高齢者向けで、エンタメ志向・eスポーツで何かできないか。
 ⇒高齢者でもできるスポーツ(スポーツダーツもあるよ)
 ⇒この場合は、ひとまずシーン(場所)のしばりはなしにしましょうか。

高齢者のモチベーションどうか、と考えたときに達成感あるといいよね。
ポイント、歩数、など積み上げて、一定数に達すると何かあるみたいな。

ひとに「ありがとう」と言われると幸福度が上がるので、何かに貢献することで、自分が役に立つことを感じられるのではないか。

モチベーション維持のために、習慣化するのは必要。
目標ができて、達成すると次につながる。
 ⇒継続することができる仕組みがあるといい。

高齢者でも負担なくできるようなスポーツとしてボッチャはどうか。
ボッチャだと手だけでできる。
 ⇒いくつかの選択肢を用意して、持ち回りとか。
 ⇒体の使う部位を変えていく(手だけ、足だけ)。
 ⇒フレイル予防としては、足腰を鍛えることにつながる。

フレイル予防でよく言われるのが食事。
食が細くなると進行する(興味、かむ力)。
 ⇒いつも同じメニュー(興味の喪失)
 ⇒同じメニューでも時間がかかる(かむ力、一口の量)
 ⇒箸、こぼす、スプーン(運動能力)
 ⇒今日あの人、こんな食事してましたよ、明日の食事にどーですか?

食のIoTはおもしろいと思う。
好きなものだけ食べていると偏るので、食べ合わせ(栄養)バランスがわかる。
食べ過ぎ(カロリー、栄養過多)の見える化をするといいかも。

とまぁ、こんな感じでした。
参加メンバーが変われば新しい意見も出てきますね。
食事関連は、ifLinkオオギリの参加人数が増えたときにために予備テーマとして採用となりました。

まとめ

実際にifLinkオオギリを実施する際の観点として「継続性」(簡単に続けられること、ifLinkとの親和性)を意識すること、ペルソナは「高齢者、認知症予備軍」とすることをグラウンドルールにして、場所的なシーンの縛りはなしとしました。

さて、ここまでが準備で、ようやくifLinkオオギリができるところまでたどり着きました。

部としては今回の活動を通じて、IF-THENのアイデアを実装にもっていったり、実証実験ができればいいですね。


おまけ:介護デジタルハッカソンin横浜

2023/12/07 18時から、岩崎学園にて「介護デジタルハッカソンin横浜」のキックオフ & アイデアソンが実施されました。

僕は部メンバーからのご紹介で、このキックオフ & アイデアソンを見学してきました。

このハッカソンのメインは学生で、介護DXで実現したい未来として、高齢者とそのご家族、従業員のデジタルデバイド解消=社会課題の解決を目標としたものとなります。

冒頭、横浜市政策局の共創推進担当の方からご挨拶があり、

  • 行政だけではできなくなった

  • 行政が企業などと一緒になって新しい価値を見出そう

  • オープンイノベーション:ひとつの手法としてハッカソン・アイデアソン

  • 発言・対話をしながらお互いに議論することが大切

といったお話がありました。

また、現場の声として、デイサービスや訪問介護を主に行っている企業から
各現場における課題についてのお話がありました。

介護の課題、と一言でいっても内容は様々で、多くの乗り越えなければいけない課題があること。
例えば、介護人材の不足、介護離職、介護難民、ヤングケアラー、8050問題など。

高齢者もご家族も施設側も、デジタル化推進にはたくさんの課題が。
高齢者:スマホではなくガラケー、デジタル機器に触れる機会がなく不慣れ
ご家族:介護者との気軽なコミュニケーション方法がない、デジタル機器に対して苦手意識を持っている
施設:ロボットの動作を配慮した設計でない、従業員がデジタル機器に苦手意識を持っている(従業員の高齢化)、専門外のため、自社開発が難しい

また、お話しいただいた方は実際にデイサービス勤務も経験されていて、そのときに驚いたことに

  • 紙書類の量の多さ

  • 連絡手段が基本電話

  • 従業員のPCスキル不足

をあげていました。

これがデジタルデバイドといわれるところですね。

テーマ

アイデアソンの中身は考えた参加者のものということで、テーマだけ乗せておきます。

  1. 団地再生×介護
    高齢化率50%、独居老人、団地の再価値化、住民・団地(築年数)の高齢化

  2. スポーツ(運動)×介護
    競技する以外に、競技を知る、身体・メンタル・組織力、社会性など

  3. 新規テーマ×介護
    フリーテーマ

僕たちも学生に負けないアイデアを(ifLinkオオギリで)出したいですね。


ifLinkオープンコミュニティについて

一般社団法人ifLinkオープンコミュニティは、さまざまな企業・団体に所属する人々が、その垣根を超えてオープンに交流しながら「誰もがカンタンにIoTを使える世界」の実現をめざすコミュニティです。
2020年3月2日に複数企業により設立され、現在100社以上の企業や学校が参加し、IoT機器のifLink規格への対応やIoTソリューションの試作、アイデア発想、マーケティングなどを行っています。
※ifLinkは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です。

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