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学生教育に関すること 〜各論8 オススメ書籍の紹介「脳卒中患者だった理学療法士が伝えたい、本当のこと」〜

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最近は、この本について連投しています。


それだけ僕はとても印象的な本でした。

自分の、患者さんに対する関わり方を考えさせられました。

その本から「入院患者さんが感じた医療従事者の姿」について③つ抜粋させて頂きます。それと同時に、リハビリの専門家(理学療法士)としての僕の考えも、→で記載して述べたいと思います。
※これは僕個人の考えであることをご承知ください。

①「あとで、担当の女医が内科医であり脳卒中は専門外であったことが分かりましたけど、入院中は不思議と彼女に対して不安はなかったです。わかることは的確に答え、わからないことは正直に認め、その分野で権威の医師と連絡を取り合ってくれました。」
→この先生の患者さんとの接し方が誠実で、相手第一に考えた関わり方で素晴らしいと感じました。出会って間もない当事者を不安にさせないために、あとで専門外であったことを伝えたり、わからないことに向き合う姿勢は素晴らしいです。

これは、若手療法士もいえますし、ベテラン療法士でも専門外であることをそのままにしない姿勢が大事だなと感じました。責任持って向き合う姿勢をみせられるかに、仕事の経験年数は関係ないなぁ〜と考えさせられました。


②「一般的な話でいいから、僕のような人がどのような生活を送っているのか、話を聞かせてほしかったです」
→多職種カンファレンス等で「予後等の断定的な内容は医師に任せるようにしましょう」と統一を図ることがあります。確かにそうなのですが、最も関わっているリハビリ職種が、ほとんど今後の流れについて説明しないのは、あまりにも物足りないと私も思います。

ざっくりと今後活用しうるサービスの紹介や、どのようなところで行き詰まることが想定されるか等については、断定的には言わずとも療法士からもイメージできるように伝えたほうが良いです。

急性期または回復期所属の療法士だと、自分の時期だけの話がほとんどで終えてしまう人もいるため、自戒を込めて、気をつけたいなと思いました。


③「患者さんに勧める前に、自分の体で試してほしいです。例えば、デパートの化粧品売り場の店員さんが、私は試したことないのでわからないです(苦笑)、と返答していたらどう思いますか?」
→ごもっともです。例えば、下肢装具に関して、長い時間、装着を体験したことのある理学療法士は意外と少ないかと感じます。そういう僕も、装具のフィッティングについて、患者さんに教科書に書いてあるような内容は説明してましたが、自分の足で長時間装着した体験を含めた内容は恥ずかしながら全然なかったです...

ですので、今後の投稿では、長時間、下肢装具を装着してみての感想を詳細に述べてみたいと思います!

今回の本は、他にも印象的であった内容は多々ありましたので、気になる方は、是非読んでみてくださーい!


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