高知の街中で,車椅子の方も楽しめるにはどうしたらいいのだろう?という問題
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先日,高知県高知市の帯屋町にふらっと出かけていました🏃♂️
相変わらずオーテピアは立派な建物だな〜と周りを眺めていたんですね.
日曜市も本当にたくさんの人がいて,元の街が戻ってきて良かったなぁと嬉しく思っていたところでした!
ただ,そこでふと思ったのは,
車椅子の人は全然いないんですね.
どれくらいいるのかなぁと思いながらも,私もショッピングしながら,オーテピア周囲,アーケード,ひろめ市場周辺を周りましたけど,
見かけたのは家族含めた1組だけ.
その30分くらいの間には,僕と1000人くらいはすれ違ったと思います.
その中で1組だけ...
これは,高知県内で車椅子が必要な人がそもそも少ないからなのか?,と気になって,高知県の統計調査を検索してみました.まず,車椅子が必要な人の目安として,「要介護3以上の人の高知県内の人口」を検索すると,
※要介護の目安を知らない方は下記参照
なんと,
18038人もいました.
※令和元年度.下記データ引用.
今日みかけた1組は18038人のなかの,1人なのかもしれません.
次に,高知県人口における「要介護3以上の認定者割合」も算出してみました.
※高知県要介護3以上の人口÷高知県65歳以上の人口×100%
その割合は7.4%でした.
中学・高校時代を思い出して,40名くらいのクラスであれば,そのうち3名です.
中学・高校時代の友達たちも,半世紀(65歳以上)経つと,3名は車椅子が必要なのですね.
さらに,
要支援レベルも含めると,さきほどの7.4%も19.3%に跳ね上がります.
つまり,生徒時代から半世紀経つと,クラスの2割もが要支援・要介護認定を受けているのです.40人クラスだと,7~8人といったところでしょうか.インフルエンザの時期等でクラスメイトが7名も休んでいると,教室が空いていたことを思い出しますよね.
私は街中で1000人ほどとすれ違ったわけです.
そうなると,あの30分で,70組程(1000名×7.4%)と出会ってたはずです.
家族含めた70組中1組しか,
車椅子をおしてくれる家族から「おじいちゃん,おばあちゃん,街に出かけようか」
だとか,
車椅子の本人から「今度,時間あったら,日曜市に連れてってもらえんか」
だとか,
車椅子ユーザーがいる家族内でそうならなかったことが,少し寂しい気持ちになりました...
高知という街が好きなのに,自分が65歳以上になって1人で歩けなくなると,ほとんどの人は「もう一度,日曜市やアーケード,ひろめ市場,オーテピア等に行きたい」と,思えなくなっているということなのでしょうか.
体力が落ちても,介護が必要になっても
「たまには街に行きたいな」
と,思える街作りに,少しでも力になりたいと今日思いました.
私が理学療法士として病院で働いていた頃は,目の前のリハビリが必要な人のために,運動したり自宅の住環境を整備してましたけど,そこから離れると,高知県全体に対して何も貢献していないというか.
勤務日17時以降や休日はもちろん業務時間外だし,誰かに依頼されているわけではないから,街の環境整備等に関わらなくても普通だとか,そんなもんといえばそうかもしれないけど,なんだかモヤっとしてました.
単純な話,日曜市の芋天おいしいし,オーテピアは静かに過ごすのに快適だし,ひろめ市場で友達と話したいし,それらは歳関係なく,やりたいことですよね.
車椅子で街中で快適に過ごせるようになるために,今後少しでも,形にして投稿したいと思います!
※統計関連の追記資料です,興味ある方は下記からダウンロードしてください🙌