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悦び、不安、恥じらい。感情の色が見える時、僕は高揚する

三連休最終日。
あの人からのメッセージを読んだまま返さずにいたことを思い出した。
急いでメッセージを送る。
5分後にあの人からメッセージが届いた。

お疲れさま
もう連絡来ないのかと思った。

こういう時のあの人は、とてもかわいい。
不安な気持ちを短い文面で、まっすぐに伝える。
余分なものをそぎ落とした、この文が好きだ。

僕は聞いた。

こういう形で、お別れ?

電車に乗っているであろう、あの人から返事が来た。

嫌
そんなの

そんな日は来ないでほしいけれど、
いつか別れる時が来たら、僕はちゃんと言葉で伝えたいと思っている。
そういう気持ちで返事をした。

お別れの時は直接ちゃんと伝えるよ。

すぐに、あの人から返事が来た。

お別れしたくないよ

ああ、なんてかわいんだろう。
あの人への愛しさが溢れる。

僕もだよ。

僕もお別れしたくないよ。
そんな風には言えない僕は、
既読したまま、あの人へ返事をしないでいる。