マガジンのカバー画像

僕の仕事マガジン

18
無能な僕の仕事ぶりを笑おう。 「ポンコツが真人間のつらして仕事している」という滑稽な現実を笑いたいという歪んだ精神の方々におすすめです。 300万>400万>500万>650万>…
運営しているクリエイター

#ほろ酔い文学

性差別ってやつなのか。10年前、婚約者がいる僕(女性)は入社を取り消された。

10年前、 僕はゆるりと就活し、ゆるりと内定をもらった。 100年以上の歴史ある会社だった。 4月。僕は働き始めた。 ある日、僕は社長に呼び出された。 言えやしない君、君、婚約者がいるんだって? はい。おります。 結婚の予定は? まだ未定です。 こどもはもちろん作るんだろうね。 …わかりません。 君の年齢だったら3人は産めるね。 … 悪いけど、入社取り消しね。入社後すぐ辞められたら困る。 … 僕は何が起きたのか よくわからなかった。 僕は泣いた。

年収900万の職紹介。僕は無能、仕事ができない。

僕は、仕事ができない。 転職エージェントに登録した。 仕事のできるオーラを発している20代半ばの担当者。 とても話しやすい。 僕は、仕事ができない。 選考に進んでしまった。 ねえ、僕に声をかけてくれたのは、なぜ? 教えてよ。

僕たち男は、結局のところ褒められたい

僕たち男は、かわいい。 転職エージェントは有能だ。 無能の僕と違う。 質問内容も本質を見抜く力も長けている。 僕は、冷静な彼らに共通点を見出した。 それは、僕が彼らを具体的に褒めると こどものような表情で悦ぶ点だ。 24歳の彼も、28歳の彼も、37歳の彼も。 僕たち男は、結局のところ、褒められたいのだ。 なんて、かわいい生き物なのだろう。

1000万目前。僕の唯一の特技は社長心を掴む戦略的なプレゼン。

こんなポンコツな僕だが、ひとつ特殊能力がある。 それは、おじさんに気に入られる能力だ。 先日、転職エージェントを介して、 あ、やってみたーいと思う仕事に出会った。 一回目の面接から社長と副社長参加。 僕は面接の1時間前に、自分を紹介するためのプレゼンスライドを作成した。その時に、社長のことをよく調べた。 特に読み込んだのは、幼少期の話や、経営者になる前のストーリー。そこに、大切にしている何かが隠されている場合が多いからだ。 僕は見つけてしまった。 この社長の大切にしてい

連勝ストップ...40代色っぽ面接官に固くなり、狼狽。

僕は連勝中だった。 転職中の僕は、社長たちとの最終面接で自己PRプレゼンを実施。 2/2の確率で彼らのハートを射止め、 「採用したい」とその場で言ってもらえた。 しかし、今日の面接は違った。 書類選考が通り、一回目のオンライン面接。 そこにいたのは、とてもすてきな人だった。 ここでは、S氏とお呼びしよう。 若き日の宍戸錠を彷彿とさせるお顔立ち 後退した額 落ち着いた声 飄々とした雰囲気 ユーモアのあるお話 ビジネスパーソンっぽくないカジュアルさ まあ、一生懸命言語化し