24歳の値段。僕はバイトを辞め、僕の時間を売ることにした
24歳の春、
僕はアルバイトを辞めた。
外国で仕事を探すということは
僕には難しいことだった。
1か月前にやっと見つけた
アルバイト先。
フードコートにある
日本食ファストフードの店だった。
時給は1000円。
ある日、店長は僕に言った。
お前くらいの女、掃いて捨てるほどいる。
僕は不快だった。
「女」と言われたことが嫌だった。
下品なおじさんだなと思った。
24歳の春、
僕はアルバイトを辞めた。
24歳の夏、
僕は自分の時間を売ることにした。
僕の値段は
買