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僕の性愛マガジン

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僕の性愛が読める。 僕と男性、私と女性の性愛について。現実か、空想か。野暮なことは考えずに。
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記事一覧

尿意=僕。朝は「おしっこ」で始まり、夜は「おしっこ」で終わる。

朝8時 僕はまだサテンのベッドに包まれて まどろんでいる。 今日は何を聞こうか。 ラジオもいいな、 それともクラシックを聞こうか。 8時15分 君からのメッセージが届く。 おしっこ ね、知ってる? 君だけだよ。 「おはよう」や「おやすみ」でなく 僕に「おしっこ」って送るの。 かわいいな。 昭和の終わりに生まれた君。 甘え方がわからない君。 そんな君の 甘え方なんだよね、きっと。 いっぱい して 僕は返事をする。 すてき。 トイレのたびに 僕のこと考えているん

直感は正解。「傘持った?」僕があえて母的確認をした理由。

君からのおはようのメッセージで 目を覚ます。 いってらっしゃい 僕は返事をした。 いつもは、「いってきます」と言う君が うん と返事をした。 僕はあえて聞いた。 傘持った? 母的な確認? 君は聞いた。 僕は言った。 いや、君寂しそうな感じだったから。違った? 気遣いありがとう。違うこともないけど。 そうよな。 君は寂しかったんだよね。 僕はちゃんとわかったよ。 元気が出るように 同一枠おじさんたちの画像を送るよ。 マリリンマンソン鳥肌実弁護士の紀藤正樹

性別年齢関係なし。「わしをだっこして」メッセージは可愛くて、ずるくて、すき。

わしをだっこして 22時半。 あの人からメッセージが届いた。 一回り以上年上のあの人は 増して忙しそうだ。 いいよ。だっこしてあげるよ。 僕は言った。 彼は続けて言った。 太ったよ?いいの? 僕は言った。 いいよ。 ぜんぶ可愛がってあげる。 いっぱいぎゅうしてあげる。 おやすみ僕のかわいい人。 太っても痩せても、どっちでもいい。 おやすみ僕のかわいい人。

君のチャージ方法。会えなくても、連絡なくても、僕は君を思ってるんだ。

あなたが欲するまで連絡しないでおこうと思ってた。でも、自分からしちゃった。 君は僕からの連絡を ずっと待っていたようだ。 お互いこんなに連絡しなかったのは 初めてだ。 先週、僕は君と通話した。 僕はとても満たされた。 君の好きな曲を何度も聞いた。 入浴中に、料理中に、移動中に。 僕は言った。 昨日はずっと、君が好きなあの曲を聞いていたよ。そうやって、君のことを思っていたよ 会えない間も、連絡しない間も 君のことを思っているよ。 伝わっているかな。

理性を崩す攻略術。いかにしてAからBに移行すべきか。

コーヒーを飲もう。 君がそう言ったから。 僕はいいよと言った。 君は少し悲しそうだった。 甘え方がわからないと言った。 僕は言った。 甘え方がわからなくてもいい僕はいるよいまでなくていい明後日でも、来年でも寄りかかっていいんだよ 君は言った。 いかん、なんか反応してきた。 僕は言った。 僕もだよ。すべて受け止めてもらえると反応するのかな。どういうメカニズムなんだろう。 君は言った。 ね、しよう。 僕は言った。 いいや。今日はしない。したいけれど。A=大切

耳の赤い跡。嫉妬を分解したら不平等な悲しさが出現した。

僕は君の右に座った。 当たり前のように。 君と座るとき僕はいつも右だった。 僕はブラックのアイスコーヒーを。 君はホットのアメリカーノ。 パン・オ・ショコラを共有する。 君の美しい肌が朝の太陽に照らされる。 クレーターがある美しい肌。 僕はその日も眺めた。 優しい垂れ目 ちょうどよく整った鼻 薄い上唇 ぽってりとした下唇 形のいいあご 顔の輪郭からデコルテ 視線を上に戻し 首すじ、耳をなぞるように見た。 赤い跡 君は狼狽した。 僕は気がついてしまった。 僕は君を

恋しかった?ならその場でジャンプして。局地的デジタルデトックス終了。

一週間前に実施したデジタルデトックスを終了した。 寂しくなかったし、気にならなかった。 自分がボールを持っている状態が心地よかった。またやろうと思う。 今朝、 僕は「おはよう」とメッセージを送った。 30秒後返事が来た。 おかえり待ってたよ 僕は嬉しかった。 僕は抑えきれない気持ちを言葉にした。 僕のこと恋しかった?YESの場合は、その場でジャンプして。 恋しかったよ 君は以前より素直になった。 恋しい 嬉しい あたためてほしい 感情の色を出してくれる。 僕は言っ

不同意セックスは興ざめ。無理やりされたところで、僕は何も面白くなかった。

昔デートした人と再会し、楽しく飲んだ。 そこで終わればよかった。 筋トレしよう。 僕が思ったのはこの日だ。 僕の筋力がその人に敵わなかったからだ。 やめろと抵抗しても、 その人は聞き入れなかったからだ。 ぱさぱさに乾いた膣に異物感が残った。 悲しくも、悔しくもない。 ただ、面白くなかった。 その人は言った。 こういうの好きでしょ? 耳元に荒い息がかかる。 ああ、不快だ。 面白くない。 勘違いしている。 早く果ててくれ。 こんなつまらないセックスは初めてだ。 美しい

乳房、陰部、臀部じゃない。最も性的感覚をくすぐるのは「首」

僕は曲線が好きだ。女の体の曲線だ。 細い体も肉がついた体も、 曲線が美しいと思った。 乳房から脇腹のライン、腰から尻のライン、 尻から太もものライン。 それぞれに美しさがある。 陰部からは、興奮や美を享受することはない。陰茎も膣も、それら単体で見て興奮することはない。なんなら独創的なフォルムだな、くらいに思っている。 見せていただかなくて結構。 僕の性的感覚を最も刺激するのは「首」だ。 なぜなら、僕の中で首とオーガズムは直結しているから。 快楽に溺れるとき、 僕は首をむ

弟的存在の16歳。僕らはあの日、絡まってほどけなくなった。

何の共通点もない僕らは 教室で出会った。 僕は21歳、彼は16歳だった。 いつも僕のことを見ていた。 暗い目をしている子だなと、僕は思った。 一緒に宿題をしようと、彼は僕を誘った。 彼の部屋で、ベッドに寝転んだ。 ノートを広げて、一緒に勉強した。 そのうち僕たちは絡まってしまった。 僕は抵抗した。 ほどこうとした。 彼があまりにも幼かったからだ。 弟のように思っていたからだ。 未熟で、素直で、乱暴だった。 僕はその未完成な可愛さを愛した。 そしてすぐに飽きてしまった。

20歳夏、私は女王と呼ばれた。葡萄とヴィンテージドレスの記憶。

20歳の夏 彼は私を女王と呼んだ。 彼とはヴィンテージショップで出会った。 お店のワンピースはすてきだった。 サンローランもシャネルも、ジバンシィも。 時間を見つけては通い、試着した。 これだという1着を見つけては、購入した。 彼は楽しそうに私を見ていた。 ときどき私に似合いそうなワンピースを選んでくれた。 その日も暑かった。 葡萄を買ったその足で、彼のお店に向かった。 お店に入ると、彼がいる。 彼は葡萄を見るなり 一緒に食べよう と言った。 私は うん と言った。

生意気なおじさんを手懐け、飼いたい。と純粋に思う。

おしっこのタイミング制限 オーガズムのタイミング制限 出先で卑猥な写真の送付指示 自慰行為の制限 自慰行為の強制と露出 屋外での性行為 自慰行為中の通話 言葉責め 首絞め など軽度の歪みの経験はあった。 自分自身、指示される・制限されるサイドであることに何の違和感もなかった。 それが ここ数年 変わりつつある。 純粋におじさんを飼いたいのだ。 優しく穏やかで従順なおじさんは必要ない。 私が求めるのは生意気なおじさん。 自分のことを ご主人様とかサディストとか思っているな

果てたいなら、粗悪低質セックス<限界突破ヨガクラス

よくわからない人と、 よくわからないセックスをするのは もったいない。 そんなことをするんだったら、 女王の風格を漂わせたヨガの先生に これでもかといじめられたい。 薄暗い照明、エキゾチックな香り、お香、 湿気、あたたかな部屋、鏡、汗で艶めく肌、 苦しみと悦び、喘ぎ、S字に反った背中、 長く伸びた女の首、喉元、鎖骨、贅肉 もうできない。 もうできない。 そこからが本番。 先生は薄笑いを浮かべながら 私たちに指示を出す。 鏡に映る歪んだ顔、乱れる呼吸、心臓の音、 震える

連勝ストップ...40代色っぽ面接官に固くなり、狼狽。

僕は連勝中だった。 転職中の僕は、社長たちとの最終面接で自己PRプレゼンを実施。 2/2の確率で彼らのハートを射止め、 「採用したい」とその場で言ってもらえた。 しかし、今日の面接は違った。 書類選考が通り、一回目のオンライン面接。 そこにいたのは、とてもすてきな人だった。 ここでは、S氏とお呼びしよう。 若き日の宍戸錠を彷彿とさせるお顔立ち 後退した額 落ち着いた声 飄々とした雰囲気 ユーモアのあるお話 ビジネスパーソンっぽくないカジュアルさ まあ、一生懸命言語化し