今一生

1965年生。ライター&編集者。1997年、『日本一醜い親への手紙』をCrea…

今一生

1965年生。ライター&編集者。1997年、『日本一醜い親への手紙』をCreate Media名義で編集。1999年、『完全家出マニュアル』発表。造語した「プチ家出」は流行語に。著書に『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』など多数。

最近の記事

2023年11月22日、離婚後の共同親権の反対集会でのスピーチ in 議員会館

フリーライターの今一生です 離婚後の共同親権については反対です。   そもそも離婚する前に、お父さんとお母さんが離婚する・しないで揉めてるようすを、子どもはずっと見てきたわけです。 だから、「離婚するからどっちについてくる?」って言われても、「どっちの親にもついて行きたくないよ、もう二人にうんざりだよ」と思ってる子もいます。 その子は、「なんで2人以外に親を選べないんだろう」って悩んでいるんです。   日本の法律では、子どもが親権者を選択・追加・排除する権利を認めていません。

    • ■子ども虐待の基礎知識(公式統計+関連法) 『子ども虐待防止策イベント in 東京 2022』より

      こんにちは、ライターの今一生です。 親から虐待された100人の手記集『日本一醜い親への手紙』などの本を作ってます。 【施設や職員を増やせば、虐待相談が増えるだけ】 まず、全国の児童相談所に寄せられた子ども虐待の相談件数は、調査を始めた1990年からの31年間で200倍以上に増え続けました。 政府は、31年もの長い間、虐待の相談件数を一度も減らせず、増やす一方。 その主な理由は、三つです。 一つは、児童相談所や一時保護所などのハコモノや職員を増やしてきたこと 二つ

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      • ■子ども虐待の基礎知識(公式統計+関連法) 『子ども虐待防止策イベント in 千葉 2022』より

         こんにちは、ライターの今一生です。  親から虐待された100人の手記集『日本一醜い親への手紙』などの本を作ってます。   【大胆な虐待防止策をとらないと、日本は消滅する】 今年5月、実業家のイーロン・マスクが、こんなツィートをしました。 「出生率が死亡率を上回る変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」   日本の少子化対策は、イーロン・マスクの指摘通り、失敗続きです。 このまま少子化対策の失敗を続けると、今年生まれた赤ちゃんが成人する頃には、日本は本当に

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        • 被虐待児は、親の金を盗んで家出できる? 児相で8割が保護されない日本

          以下の文章は、2020年3月に東洋経済オンラインに入稿済みの原稿が、編集部の都合で公表できなかった記事です。特別編として公表します! あなたが今、親に虐待されていたら、どうするだろうか? 児相に保護を求める? 家出する? 家出先で暮らす資金はどうする? その金を準備できる余裕もなく、家を出なければならないほど切迫していたら、家族の金を盗んでもいい? 平成30年(2018年)度中に全国の児童相談所へ寄せられた虐待相談(対応件数)は15万9850件(速報値)で、過去最多を更新

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        2023年11月22日、離婚後の共同親権の反対集会でのスピーチ in 議員会館

        • ■子ども虐待の基礎知識(公式統計+関連法) 『子ども虐待防止策イベント in 東京 2022』より

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        • ■子ども虐待の基礎知識(公式統計+関連法) 『子ども虐待防止策イベント in 千葉 2022』より

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        • 被虐待児は、親の金を盗んで家出できる? 児相で8割が保護されない日本

          (3) 目次案

          このnoteでは、1999年発売の自著『完全家出マニュアル』(メディアワークス)の目次を参考にしながら、最新の知識や情報、法制度などをふまえて原稿を追加していきます。 当時の目次を以下の通り、紹介しておきます。 1999年版の初版新品を買いたい方は、先着10名まで購入できます https://con-isshow.blogspot.com/2020/02/1999iede-hanbai.html

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          (3) 目次案

          (2)家出に大きなリスクはない

          家出というと、「やくざにダマされて被害に遭っている子も多いはずだ」と思い込んでいる人も少なからずいるでしょう。 内閣府は、「平成30年版 子供・若者白書」で警察庁の「少年の補導及び保護の概況」を引用する形で、福祉犯の検挙人員と暴力団の関与の資料(平成28年)を公開し、福祉犯の検挙人員の3.1%が暴力団等関係者だと明かしています。 「福祉犯被害少年(法令別)における家出少年の推移」を見ると、2016年に犯罪の被害に遭った未成年の家出人は、被害者全体の中で5.2%しかいません

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          (2)家出に大きなリスクはない

          (1)家出は、虐待からの自主避難

          家出とは何か? Wikipediaでは、以下のように書かれています。 主に子供や若者が両親や養育者に断りなく、その家を出ていき、または出ていったまま戻らないことをいう。一時的な無断外出、進学、就職、転勤などで実家を出ていく場合はこれに当たらない。成人の場合でも使用される(例:妻の家出、夫の家出)。 大まかにいえば、上記のとおりと言えますが、wikipediaにある説明には時代遅れの認識や誤った事実も記されています。 たとえば、こんな部分。 警察庁生活安全局長によって19

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          (1)家出は、虐待からの自主避難

          21世紀版・完全家出マニュアル

          毒親のいる家から出て、安心して暮らすための実践的な方法と知恵  1999年、被虐待児と殴られ妻が安心して家から避難できるための本『完全家出マニュアル』(メディアワークス ※現アスキー・メディアワークス)という本を書きました。  それから20年が経ち、2018年の日本は家出しやすい住環境が豊かに増えているものの、親に植え付けられた自己評価の低さによって「私には虐待する親元から離れられない」と思い込んでいる人が、未成年だけでなく、大人にも珍しくありません。  そこで、199

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          21世紀版・完全家出マニュアル