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自分が持てる量にだけ絞ろう。

「家で働く」を勉強し始めると、実に多くのことができないといけないということに皆さん、愕然とします。半分以上の人が「自分には無理だ」と諦めてしまいます。

本当は一度にそんなにたくさんのことができるようになる必要はありません。でも一度にそれができるようにならなければならないんだと感じ、大量のタスクを前にげんなりしてしまいます。

確かにできる方がスムーズなことはたくさんあります。しかし、それができないと家で働けないのではありません。
大切なのは、自分の必要な要素を自分で選ぶことだけ。

家で働きたい人(自営型テレワーカーやフリーランス)は、誰かに「これをやっときなさい」と言ってもらえません。自分で選ぶことに慣れていないと、これが結構難しい。

人によっては多くを望みすぎて、「いろんなことを学ばなきゃ〜!」とキャパオーバーになってしまい、重たい荷物を担いでいるだけで全然前に進めない状態になります。しんどいですね。

ひとつのことに深く囚われすぎるパターンもあります。「これができないと前に進めない」と決めつけているものもあります。これもしんどいですね。

まずは「今自分がどんな状態なのか」と向き合ってあげること。
ネガティブな気持ちも含めて、家で働くということに対してどう思っているのかを自分が容認していることです。

「怖い」とか「焦っているな」とか「一気に成功したいと思っているな」とか、そういう気持ちに気づけたら、まずは「そう思ってるんだな」と容認してあげてください。「そう思ったらだめだ!」ではなく認めます。

そして、次に自分の「不」に気づけるといいですね。不快・不満・不足など、今の自分が「不」だと思っていること。それが解決すべきことです。
理想の姿になりたい!と目標を強く意識しすぎると、やるべきことが多くなりすぎることがあります。目標を持つこと自体はとても良いことですが、目標を立て慣れていない時は、まずは「不」から考える方がシンプルです。

自分が最も強く改善したい!と思っていることが具体的にわかると行動が見えてきます。例えば「お金が欲しい」という目標では、どうしたらいいかわかりませんが、「なぜお金が欲しいのか」「自分はどんな『不』を感じているのか」と向き合ってみると、「生活は不自由はしていないけれど、自分の自由になるお金が欲しい」だったり「生活は不自由にしていないけれど、漠然と将来の不安がある」だったり、人によって別の「不」が見えてきます。

具体的にどのくらいの量を確保すればいいのか、ということが見えてくれば、何をすればいいのかも絞れてきます。

「自分に向いている職業がなんなのか教えてもらいたい!」というのは多くの人から聞こえてくることですが、それも自分以外はわかりません。

家で働くためのスキルはクラウドソーシングサイトやテレワークの求人を見てみれば、何が求められているのかはわかります。とりあえずはその中に答えがあるはずですね。

しかし、最初は判断するための情報がありませんので、迷います。迷って当然です。だから心の赴くままにやってみるしかありません。気持ちが向かないのであれば無理にやる必要もありません。でも気持ちが向くのであればそれがどんなに困難な道だと思ってもやってみたらいいのです。

クラウドソーシングで応募ができなくても、勉強する場に足を運んだりしているだけでも違います。勉強だけでも良いでしょう。

なんらか行動できていれば、すこしずつ見えてくることが必ずあります。行動できなくても、構いません。今じゃないのかもしれません。それが自分です。しゃあないな、でいいんです。

今の自分が持てる量に絞る。
なんだか遠回りな気がしますが、そんなことはありません。
多くを抱えて近道しようとする人ほど、途中で脱落してしまうのをずっと見てきています。残念だな、と思います。

いろいろ寄り道しながら進んでいく。それが家で働くという自律型の働き方の特徴なのかもしれません。いろんなネガティブなこともあるけれど、ゆっくり進んで行けたらいいですね。

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