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未経験でも独学でデザイナーやライターなどのクリエイターを目指せるのか?

家で働くカレッジ2022がはじまりました。今年も合計80席をご用意して、家で働くことを学んでいただきます。

先日、最初の3日間の研修を行いました。これから取り組む仕事は各々に決めていただきます。みなさんの口から出てきた希望する仕事は多種多様。
webデザイン、動画、デザイナー、イラストレーター、ナレーター、翻訳…みなさんのわくわくした気持ちが伝わってきました。そのわくわく、続けるためにはとても大事ですね。

そりゃなりたいけど、そんなのハードル高くない?

でもふとよぎるのは、ハードルが高すぎない?という思い。

ほとんどの人が、そんなハードルの高い仕事じゃなくて、まずは自分でもやれる仕事を…と思ってはじめると思います。

これが最初の落とし穴。ノースキル、ノーキャリアでやれる仕事はなかなか見つかりません。それにいくらやっても成長せず、次のステップに進むことはできませんよね。

そのうちモチベーションが落ちて、家で働くことを諦めてしまいます。

だから最初から「こんな仕事をやってみたい!」と思う仕事を探す方が良いのです。わくわくしながら、学べば学ぶ時間も楽しい。ポジティブです。

報酬だって小さな仕事を重ねている人をあれよあれよと追い越します。仕事はその後もずっと続いていきます。後から振り返れば、最初の2、3年報酬がゼロだったとしても、それほど大きな課題になりません。生涯年収で考えれば、結局スキルを身につけるのが効率的です。

いますぐ稼ぐことをしなくても良い、というのは立派な資源です。誰かを頼ってでも今、なんとか生活が成り立っているのであれば、それに感謝し、時間を有用に使いたいですね。

本当にクリエイターになれるの??

5年前から家で働くカレッジを行ってきましたが、すでにたくさんの卒業生がクリエイターとして活動しています。

指示を受けて制作物を作成するオペレーターとして活動するまでに1年〜2年。自分で考え制作を行うクリエイターとして活動するまでに3〜5年ほどかかる印象です。それでも1日に使える時間が限られた子育て中や療養中などのメンバーですので、もっと時間が使えればその期間は短くなるかもしれません。本人たちもすごく時間がかかっているという感覚はないようです。仕事として少しずつ報酬を得て、楽しみにながらやっていたら力がついている、というのが正確です。

ただ、最初の報酬を得られるようになるまでの基礎は、早めに身につけてしまうのがベター。考えるべきは報酬ばかりではありませんが、成果は報酬として現れるのも事実です。成果が感じられなければ、モチベーションが落ちてしまいます。だからある程度の期間で成果を感じることも大切だと感じています。

もちろん、全員がクリエイターに向いているというわけではありません。中には、デザイナーになるための勉強をしていたけれど、挫折して別の業務にという方もいます。それでもデザインを学んだことはその人の糧になっていると感じます。

ノースキル、ノーキャリアからはじめるのであれば1日でも早い方が良いですので、ぜひ今日からはじめてください。

そもそも、クリエイティブな仕事に必要なのは自律的学習=独学。

TETAUというチームランスで育成を始める前には、「スキルゼロの人を育てるなんて、非効率すぎる。無理だ。」という反対意見や不安の声もありました。

しかし、元々TETAUのメンバー自体、独学でクリエイターになったメンバーが多かったのです。そして、「独学」自体がクリエイターにとって必須であるという思いも同時にありました。

そもそも、クリエイターというのは、枠にはまった仕事ではありません。むしろ、その枠からどうやって出るかを考える方が中心ともいえます。

特に事業を支援する形で行うクリエイティブの目的は「課題解決と価値創造」です。

「自分がどうやったらクリエイターになれるのか」ということが最初に取り組む課題なのかもしれません。

自分のことより相手とその先を見る

「自分がどうやったらクリエイターになれるのか」を考えるためには、自分を見つめていても答えは出ません。「相手の課題をどうやったら解決できるだろう」「どうしたらもっと魅力を引き出せるだろう」と考えること。つまり相手と相手の先の未来にあります。

気持ちが自分に向かっているうちは、視野が狭くなっています。単純に「自分はデザイナーになれるのだろうか」と鬱々としている人に仕事を頼みたいと思う人はいないでしょう。

逆にスキルが足りなくても一生懸命相手のことを考えて、実行しようとしている人には共感する人も多いと思います。

リアルな仕事から学びはじめる

最初は相手なんかいませんが、見るべき先は明確です。

例えば、クラウドソーシング。そこにはワーカーを求める仕事がたくさん掲載されています。「やれる仕事」ではなく「やりたい仕事」を開いてみてみましょう。その仕事を行うのに必要な要素を箇条書きで出してみてはどうでしょうか。自分が学ぶべきこと、身につけるべきスキルがかなり明確に見えてくるはずです。

何も闇雲に進む必要はありません。インターネットが発達してくれたおかげで、わたしたちはクライアントのニーズの一部を手軽に見ることができます。それを生かさない手はないと思います。

あとは必要なスキルについてひとつずつ検索していけば、基礎的な学習は十分インターネットでも可能です。

クリエイターを目指すなら独学上手になろう

学ぶ方法を考えると『デザインを学ぶことができる教材みたいなのを買って』『勉強するための本を買って』と考える人が多いように思います。

それさえ学べば次のステップに進めるであろう、という期待をし、本や教材に教えてもらおうと依存している状態でないか、自分に問うてみましょう。

学ぶべきことを理解してからでないと、教材や本を適切に選ぶことすらできません。なんとなく勢いで教材や本を用意しても、乗り越えることができないのはそのせいです。

まずはクラウドソーシングでもスキルマーケットでもなんでもいい。何が求められているのかを把握して、その上で身につけるべきスキルを洗い出してから教材を探すことで十分です。

ちなみに私自身、完全に独学でデザイナーになりましたが、最初の基礎はすべて検索のみ。本もほとんど購入しませんでした。お金がなかったというのが大きな理由ですが、結果、その方がよかったと感じています。

本に書いてあることに依存せず、常に自分が何を学ぶべきかを考えられるからです。ありがたいことに基礎的なレベルの学習すべきことはインターネットで全て掲載されています。


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