「箱男」と「密会」を読み直したい
僕は 大学生の ころ、安部公房の
作品に はまって
いました。
最近も、文庫を
買いなおして、読んだり
しています。
しかし、「忙しい」 ので、
本を 読む 時間が
あまり 取れて
いません。
そんななか、「箱男」 と 「密会」 は、
読んだのは もう 10年以上 前だと
思いますが、改めて いま、
読み直してみたい
作品です。
コロナ禍が 始まってから、僕は
「方舟さくら丸」 を
読み直しました。
コロナ禍に 際し、世界では イベントの
中止や、「密」 の 回避、そして
ロシアに よる ウクライナへの
軍事侵攻などの 出来事が
ありました。
「方舟さくら丸」 は そんな 世相と、僕の
引きこもり体質に あっていて、
面白く 読むことが
できました。
「箱男」 は、社会に
登録されることを 拒みながらも、箱の
中で ラジオで ニュースを
聴くことを やめられない
男の 話だったと
思います。
「密会」 は、イケメン主人公が
”色欲地獄”に 陥る
お話です。
ともに、スマートフォンが
普及して、誰もが 一方的に
「見る側」 に なれる
時代に、マッチした
ストーリーです。
安部公房の 小説は
奇抜な ストーリーなので、敬遠
されがちですが、文体は
やさしいので、文章は
読みやすいです。
実用文の 参考にもなるので、
安部公房の 本は
おすすめです。