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隠れざる脱炭素業界

ESGのうち、Eの環境に当てはまる脱炭素。素材やエネルギーといった石油の流れの上に乗っているものばかりに注目していませんか?

そもそも脱炭素は、地球温暖化を食い止める目的で叫ばれることとなった動きです。
つまり、温室効果ガス全般について削減する必要があります。

日経新聞を投資に活かすことを目的に、気になった記事を取り上げていきます。
投資初心者たる私が、その記事を見て、調べ考えたことを発信していきます。
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代替肉は脱炭素のため

畜産業も実はかなりの炭素排出源です。

牛などの反芻(はんすう)動物はゲップの中にメタンガスが含まれています。このメタンガスは温暖化係数も大きく、削減が望まれます。

さらに、そもそもの話、牛などを育てる際には多くの飼料が必要です。その飼料を育てるためにも当然エネルギーか使われます。
農耕機械を動かす際や、肥料を生産するときなどがそうです。
しかも、多くの飼料を与えても与えた分だけ牛が肥えるわけではありません。
人が食べるために牛を育てているだけだと思えば、そもそも牛を育てる量を減らして、牛に与えていた飼料をそのまま人が食べた方が飢餓も減らせるというものです。

そうした事実をもとにして、

だったら肉っぽいものに切り替えていこうよ

と、代替肉へと注目が集まっていったわけです。

植物肉DAIZ、大手とタッグ:日本経済新聞

代替肉のなかでも大豆由来の植物肉の研究はかなり進んでいます。何と言っても大豆は"畑の肉"ですからね。

その原料を開発するスタートアップ企業に対して、三菱ケミカルや味の素、長谷川香料などが出資をしたということです。

特に注目したいのは長谷川香料です。
飲料や食品などで香料が果たす役割はかなり大きいです。

人間は五味しか感じていませんが、様々な味があるように感じています。それは香りによるものです。
例えば、極端な話ですが、バナナの香り成分を嗅ぎながら甘い水を飲むことでバナナジュースだと感じるということです。

代替肉ではもちろん肉ではないですから、肉の香りは一つの課題となります。
その中で、国内でも大きな香料メーカーである長谷川香料が出資することは大きな出来事と言えるでしょう。

代替肉は脱炭素の文脈の中でも直接的に想像が付きにくい分、まだ中心からは遠そうです。
今のうちにこれらの銘柄をマークしておきたいところですね!

ちなみに国内一位の香料メーカーは高砂香料工業です。ノーベル賞を受賞された野依先生ともゆかりのある企業です。

最後までお読みいただきありがとうございました。日々の学びや気づきから投資につながりそうなことを更新中です📝