3月に話題だったサイト、11選。
こんにちは、iDID Magazine編集部です。いつもはTwitterでクリエイティブ関連のツイートをしているのですが、この度「iDID Magazine」として、noteのアカウントを作ってみました。今後はこちらでも、実績関連の記事、国内外のトピックス、思いつき企画…などなど、ゆるやかに書いていこうと思っております。
といっても、試運転です。不慣れなところもいろいろとあるかもしれませんが、どうぞ、暖かい目で見守って頂けましたら幸いです!
さて、今回は「3月に話題だったサイト」と題しまして、3月公開の国内Webサイトで話題になっていたものをまとめてみました。最近話題になっていたものが、月ごとにまとめて見られる記事があると良いな、という思いから作ってみました。「おいおい、お前たち〜。あの実績が入っていないじゃないか。」など、たぶんきっとあると思います。その際は…こっそりと教えて頂けたら幸いです!
前置きはこれぐらいにしまして、はりきって参りたいと思います!それではどうぞ!
1. GAテクノロジーズ / コーポレートサイト
「テクノロジー×人間力」がキーワードで、メインビジュアルに3DCGアーティストのPOOLさんを起用。リアリティがあるけど顔のない中間性が、この「テクノロジー×人間力」の表現に遺憾なく発揮されています。この3Dの人物を使った企業沿革的ストーリーが、また面白く、関連コンテンツへの導線もうつくしい。
2. CHIMJUN / ブランドサイト
こちらはブランドのキーワードが「沖縄の自然と神秘性」。 神秘的なブランドロゴ+英語のコピーにはじまり、スクロールで写真サイズが変化するギミックなど、海外の潮流も取り入れつつ、この見せ方の妙から生まれる神秘性に魅せられてしまいます。
3. EARTHBOAT / ブランドサイト
まず、言葉で語りすぎない。シンプルに「EARTHBOAT」の文字+自然の中にある建築物の写真で世界観を感じてもらう。アースカラーで「自然との一体感」を体現。スクロールすると建築物の写真が消えていき、代わりに現れる3D建築物が回転しはじめる。このスイッチングにもワクワクします。
4. HOLON / コーポレートサイト
Harmonization(調和)による課題解決を主軸におくホロンのサイト。ファーストビューではやわらかくやさしい、いわゆる調和という雰囲気があるのに対し、Serviceエリアではドラスティックに背景のトーンが切り替わる。調和といっても単純なものではなく、調和ひとつにもあらゆる調和のさせ方があるのか、と思わせられます。今後のプロジェクトにも期待ですね。
5. otoco inc. / コーポレートサイト
otoco inc.は、TV-CM、Web-CMの広告動画の音楽制作を主にしている会社なのですが、注目なのは画面下に固定で、CMなどの制作楽曲が246曲聴けること。なので「ながら聴き」しながらサイト内を回遊できます。再生ボタンを押すだけで実績体験できて、ながら聴きもできる。こういう「聴きながら体験」、今後もっと増えていきそうな気がしますね。
6. 横山興業 / コーポレートサイト&ブランディング
こちらはコーポレートサイトだけではなく、ロゴ策定、ステートメント開発、ブランドツール、経営方針策定まで一通り関わられているお仕事で、またすごいのが、このほとんどを宮崎さんお一人で担当されているということ。↓で担当したプロジェクト内容も拝見できます。
7. 中谷会計事務所 / Webサイト
事務所や人の雰囲気とデザインが一貫していて嘘がない。写真の抜けが気持ちよく、欧文フォントが全体を引き締めます。全体の雰囲気が「気持ちのよいサイト」だと感じました。個人的には、スタッフ紹介の座右の銘が好きで、一言だけなのに、その人のことが伝わる。不思議ですよね。
8. Fluffy HUGS / ブランドサイト
ふわふわのねこたちに顔ハグされた人間のもふもふアニメーションで、まずはハートをニャンと摑まされます。この後のアニメーションがまた圧巻。そして最後に最初の画面にまた戻ることで、さっきまで夢の世界だったんだなと思わせるところがまた、巧みの技ですね。Blenderアドオンで制作中のアニメーションをリアルタイム確認できるようにしたという、ukonpowerさんのツイートも必見です。
9. FONTWORKS 筑紫オールドゴシック / ブランドサイト
ファーストビューの映像もすばらしいですが、少しスクロールしたところの縦書きのリードコピーが、筑紫オールドゴシックのBとULで交互に繰り返し説明されていて、フォントを感じながら、内容理解もできるところが面白いです。試し打ちも可能。ディテール部分も読んでしまいます。
10. JP Startups / メディアサイト
スタートアップの技術革新、未開拓、先進性などのイメージから、デザインも近未来・サイバーパンク的表現に。サイバー感という近未来性とじっくり読めるダークモードの可読性がマッチしていますね。デザインがコンセプト表現だけではなく、長く楽しめるメディアとして昇華されている。グリッチ表現もビビビとかっこいいです。Kiteさんのツイートで制作背景がまとめられています。
11. OUGON / ポートフォリオサイト
「あすまあしたに」さんのポートフォリオサイト。この方、Webデザインをはじめて2年と少しとのことなのですが、それでこのサイトのクオリティです。サービス、プロジェクト実績、記事コンテンツなど、コンテンツも充実。面白いのは、ご自身で実験しながら、適宜サイトをカスタマイズしている印象があること。自分のものは自分でつくり、実験を繰り返しながらアップデートさせていくのも、これからのサイト制作のひとつのあり方なのかもしれません。
さいごにひとこと
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!本当はもっとご紹介したい実績がいくつもあったのですが、ボリュームの関係で泣く泣く削ることになってしまいました(全部でざっと50件はありました)…。これからはもっと色々ご紹介できるように頑張ります。
というわけで、iDID Magazineでは引き続き、試し試しではありますが、話題のサイトやトピックス、それに加えてクリエイターインタビューなども記事にしていけたらと画策しております。次回以降も、お楽しみにお待ち頂けたらうれしいです。
それでは、また。iDID Magazine編集部でした!