フリーランスで頭一つ抜けるには“提供”ではなく“販売”で成功する必要がある
こんにちは、イデトモタカ(@idetomotaka)です。
新時代を生き抜くためのシン・フリーランス論。今回は「量」について
「サバイバル・スター」の解説は、こちらをご覧ください。
■5秒で読みたい人向け(まとめ)
■“量”は数をこなすことじゃない
シン・フリーランス論の土台となる「個人DX」で、ぼくはこれからの時代は「量×質×スピード」の実現が鍵だと言ってきました。
勘違いしてはいけないのは、フリーランスにおける仕事の「量」とは、ただ単に「質」と「スピード」を担保しながら「量をこなす」ことではない、ということです。
それも十分に進化かもしれませんが、本質的に重要なことは、デジタルとテクノロジーを活用して、フリーランスだろうが「提供」ではなく「販売」による成功を目指すことです。
詳しく解説していきます。
■フリーランスが抱える難題
一言でいえば「自分が止まれば、売上も止まる」、これがほとんどのフリーランスが抱えている重く難しい課題です。
これは「量をこなす」ことをどれだけ追求しても、根本解決するものではありません。
ではなぜ、一般的なフリーランスがこの問題に直面しているのかというと、フリーランスのアウトプットが労働集約型であり、自分の能力の「提供」がソリューションになっているからです。
だから「提供」が止まると、同時に「売上」も止まってしまいます。
■“提供”と似て非なるものが“販売”
この問題の論理的解は単純で、「自分が止まっても、売上が止まらない」ようにすることです。そのためのキーワードが「販売」です。
……だと、この記事では定義することにします。「提供」は「代行業」、「販売」は「物販」だと大雑把にイメージしてください。
■自分の“商品化”が“販売”になってない
フリーランスは自分の能力やアウトプットを商品化するのが第一歩なわけですが、それはほとんどの場合「提供商品」です。
そこで実績ができてきたなら、さらに一歩踏み出して「販売商品」の成功に挑戦する必要があります。そうでなければ、いつまでも「自分が止まれば、売上も止まる」状態から抜け出すことができません。
「いや、自分はいつまでもクリエイターやプレイヤーでいたいんだ」
という声もあるかもしれません。ぼくも同じ想いです。その場合は、自分がクリエイターやプレイヤーとして出した一流のアウトプットを、いつでもどこでも購入できる複製可能な「販売商品」にすればいいのです。
■情報コンテンツが筆頭候補
実際にフリーランスが「提供」ではなく「販売」に挑戦しようと思うと、物理的な商品を用意し、ネット通販などで購入してもらうより、noteの有料記事のような「情報コンテンツ」で利益を得る方法がハードルが低いです。
デジタルに限定することで、在庫リスクがなく、発送などの手間も増えず、プラットフォームもすでに充実しています。
自分のノウハウを商品化することで「本業とカニバる(利益を食い合う)のではないか?」と危惧される方もいるかもしれません。その場合はメインの提供サービスとカニバっても問題ない価格設定にすればいいだけです。
「販売」による利益は上限がなく、時間と空間の制約からフリーランスを解放します。挑戦しない手はありません。
■そのための“質”と“スピード”の向上
「提供」ではなく「販売」による利益を得るためには、購入できる商品を作らなければいけません。そしてその商品は、なにより魅力的である必要があります。
であれば当然、自分の「提供」するソリューションの「質」が飛び抜けて高くなければいけませんし、普段の仕事をしながら商品企画・制作するわけですから、「スピード」も追求していなければ時間を確保できません。
「質」と「スピード」の両立ができてこそ、挑戦できる新領域とも言えます。だからこそ、より一層目指すべき領域だと捉えています。
■で、お前はどうなんだ?
偉そうに言っている、ぼく自身はどうなのかというと、もちろんトライしています。来年の春先にはプロセスも含めて報告できることがあるはずですので、適当に楽しみにしていてくださると嬉しいです。
■まとめ
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。また書きます。
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■このnoteが本になりました
このnote「シン・フリーランス」の内容をベースにした、これからのフリーランスの生き抜き方を解説した本が出ました。ぜひご覧ください。