
外国人上司と英語でスムーズにコミュニケーションを取る方法
海外・外資系への転職専門の英会話コーチ
小林優也です。
「人事異動で新しい上司が
外国人になった」
「外資系企業に転職したら、
いきなり上司が外国人に」
海外で働いていれば上司が
外国人なのは当然ですが、
今は日本にいても外国人の上司と
英語で日常的にやり取りをする
機会も大きく増えています。
海外や外資系企業で働きたいと思いながらも、
外国人上司とのコニュニケーションに
不安を感じている方も多いです。
外国人上司とのコニュニケーションは
文化の違いに加えて指示を正確に理解できる
リスニング力や伝えたいことを簡潔に
伝えられる英語力や必要です。
そこで今回は海外・外資系への転職専門の
英会話コーチとしてプロの英語講師たちと
英会話スクールを経営しながら
多くの英語学習をサポートしてきた経験から
外国人の上司とのコミュニケーションを
円滑にするための考え方や具体的な
英語フレーズを解説したいと思います。
今、現在進行系で外国人の上司がいて
困っている方もこれから外国人の
上司を持つ可能性がある方も
ぜひ参考にしてみてください。
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1. 外国人上司とのコミュニケーションが難しい原因
英語に慣れていない人が英語で
上司とやり取りしようとすると
どういった言葉が適切なのか、
失礼じゃない表現はこれであっているのか?
そんなふうに困惑することも多いと思います。
英語で会話をしようとすると単語や
表現のレパートリーが限られがちで、
微妙なニュアンスをどう伝えるかで
悩むこともしばしばあります。
特に同僚と話すのとは違い、
上司に対してはより丁寧で
明確な英語が求められるため、
簡単な英語で済ますことが
難しい場面も多いと思います。
また、文化やビジネス慣習の違いも
難しく感じさせる大きな要素です。
日本的な文化に慣れていると
遠回しな言い方や察する
コミュニケーションを
無意識に選びがちです。
しかし、外国人の上司には
それが通じないことが多く、
曖昧でわかりづらいと
思われる恐れがあります。
こうした言語・文化両面のハードルが、
英語でのコミュニケーションを
難しく感じさせる原因になっています。
2. まずは相手の文化とコミュニケーションスタイルを理解しよう
スムーズにコミュニケーションを
取りたいのであれば、
まずは相手を知ることが大切です。
相手がどの国の出身でどんなビジネス文化を
持っているかを大まかに調べておくと、
誤解やミスマッチを減らすことができます。
たとえば、アメリカ系の企業や上司なら、
結論を先に述べる“結論ファースト”の
コミュニケーションを好む場合が多いです。
一方でヨーロッパの上司の場合は
論理構成に重きを置いて丁寧な説明を
する文化があるかもしれません。
(もちろん国や人によります)
日本のように相手の言いたいことを察し、
曖昧な表現で済ませる方法は通用しないと考え、
積極的に質問や確認を行う姿勢が大切です。
一般的に日本語は高コンテクスト
英語が低コンテクストだと言われています。
コンテクストの高い低いというのは
1つの文章や言葉にどれだけの意味が
含まれているかということです。
たとえば、日本語だとランチタイムに
「もうお昼食べた?」と聞いたら、
多くの場合は「食べてないから一緒に食べよう」
という意味が込められていますよね?
だから、「まだ、行く?」
みたいな会話になりますが、
英語の場合はただ食べたかどうかを
尋ねられているとしか受け取られません。
このように英語では思っていることを
しっかりと言葉にするという意識が
とても大切になります。
はっきり要点を伝え自分の意見や疑問を
素直に表明する態度が外国人上司との
コニュニケーションでは好まれることが多いです。
3. 外国人上司との関わり方の実践ポイント
英語で上司と上手に話すコツは
“短くわかりやすく話す”ことです。
まず結論や要点を先に伝えることで、
相手にとって内容が掴みやすくなり、
自分も説明がしやすくなります。
たとえば、
"I have two updates for you today.
First… Second…”のように序数を使って
話の構造を明確化すると効果的です。
疑問点がある場合や相手の指示が
うまく理解できない場合は、
遠慮なく尋ねる方がベターです。
たとえば、
”Could you clarify the deadline
for this task?”
(このタスクの締め切りを
教えていただけますか?)
”Do you mean we should prioritize
Project A over Project B?”
(プロジェクトBよりプロジェクトAを
優先すべきだという意味でしょうか?)
みたいに具体的に聞く方が
円滑に情報を引き出せます。
“I want to make sure I understand correctly.”
と前置きすれば真剣に自分の指示を
理解しようとしていると、
好印象を与えやすくなります。
また、報告の考え方も日本人の上司と
外国人の上司とで違います。
一般的に日本の上司は細かいこと
まで把握して管理しようとする
マイクロマネジメントを好むことが多いですが、
個人主義で成果主義の海外文化では、
物事の結果が全てなので期日までに
必要な成果を上げられれば、
それまでの細かな進捗などは
報告を必要としないことが多いです。
基本的には担当者が自分の裁量で動き、
問題になりそうと感じた時にすぐに報告して
必要な場合はサポートを求める
スタイルを好む傾向が多いです。
もちろん中には進捗状況や課題を
積極的に知りたがる外国人上司もいるので、
好ましい方法を確認して上司の好みに
合わせて報告するのがおすすめです。
4. 外国人上司とのやり取りで役立つ英語フレーズ
ここでは外国人上司と日々の業務で
やり取りするときに役立つ
英語フレーズを幾つか紹介します。
これらを覚えておくと外国人上司と
スムーズにコミュニケーションを
取るのに役立つはずです。
・報告・連絡をする時
“I’d like to update you on the current project status.”
(プロジェクトの現状について報告させていただきます)
“We’ve completed the initial testing, and the results look promising.”
(初期テストを完了し、結果は有望だと考えています)
・スケジュールやタスクの確認
“Could you clarify the priority between Task A and Task B?”
(タスクAとBの優先度についてご説明いただけますか?)
“When you say ‘finish soon,’ do you mean by the end of this week?”
(“すぐに終わらせて”というのは、今週中という意味でよろしいでしょうか?)
・意見や提案をする時
“I have a suggestion for improving our workflow.”
(ワークフローを改善する提案があります)
“It might be more efficient if we allocate more resources to the design phase.”
(デザインのフェーズにリソースを増やしたほうが、より効率的かもしれません)
・問題点や質問を伝える時
“I want to make sure I understand your instructions correctly.”
(指示の内容をきちんと理解できているか確認したいです)
“There seems to be a conflict in the schedule. How should we proceed?”
(スケジュールに重複があるようなのですが、どう進めればよいでしょうか?)
・フォローアップや感謝
“Thank you for clarifying. I’ll proceed with the revised plan.”
(ご説明ありがとうございます。修正されたプランで進めますね)
“I appreciate your feedback. I’ll make sure to implement those changes.”
(ご指摘ありがとうございます。その変更点をしっかり反映させます)
5. 上司への印象を高めるためのコツ
外国人の上司と上手にやり取りをしながら
信頼を築くには受け身ではなく
自発的に動く姿勢が非常に重要です。
自分から報告や提案を行うことで、
上司はこの人は主体的に考えて
動ける人だと評価しやすくなります。
また、相手が何を求めているのかを
的確に読み取り行動やメールで
フォローアップするのも効果的です。
また、日本的な謙遜や遠回しな表現を
控えめにして英語でのスムーズな
伝達を意識することが大切です。
自分の英語は完璧じゃないから
迷惑をかけるかも…と尻込みするよりも、
わかりやすい簡単な英語でもいいので、
積極的に堂々とコミュニケーションを
とりましょう。
6. 外国人上司とのやり取りがスムーズになる練習方法
毎回上司との会話がぶっつけ本番だと
緊張してしまいますよね。
少しでもスムーズにやり取りが
できるようになるためには
継続的な練習が欠かせません。
ここでは外国人とのやりとりが
スムーズになる効果的な練習方法に
ついて解説したいと思います。
・オンライン英会話でロールプレイ
会話を上達させるにはオンライン英会話を
活用した実践的な練習が一番です。
レッスンを効果的に進めるには
あらかじめテーマや内容を準備して
講師を上司役に想定したロールプレイを
行うのが非常に効果的です。
一度でうまくできなくても次回までに
おさらいをして上手に話せるように
なるまで何度も同じテーマや
内容で繰り返し行いましょう。
上司への報告や相談、会議での
やり取りなどをいろんなシーンを
想定して練習をしてみましょう。
・シャドーイングでリスニングを強化
外国人上司の英語が聞き取れない場合、
どうしても会話がスムーズに進まなかったり、
ミスコミュニケーションが起きやすくなります。
リスニング力に自信がないのであれば、
毎日シャドーイングに取り組みましょう。
ビジネス系のポッドキャストや
ニュースをシャドーイングして
いろんなアクセントやリアルな英語の
スピードに対応できる耳を育てると、
本番で聞き取れない部分が格段に減ります。
・自分の仕事を英語で説明できるようにする
日常会話と違い仕事で必要な英語は
ある程度単語や表現が限られます。
まずは自分の仕事を英語でスムーズに
説明できるように練習しましょう。
そこからプロジェクト概要や使っているツール、
成果などを英語で簡潔に説明できるように
会話の幅を横に広げていきます。
いきなり広い範囲の会話ができるように
なろうとするのではなく、
少しずつ仕事に関して話せる内容を
増やしていけるように練習すればOKです。
まとめ
外国人の上司と英語でスムーズに
コミュニケーションをとるためには、
英語力だけではなく文化や言語の
特性の違いを理解することも大切です。
日本人特有のコニュニケーションスタイルは
外国人上司には通用しないと考えて、
遠慮せずに自分から情報を発信する
積極的な姿勢が鍵となります。
英語表現を磨くことはもちろん重要ですが、
それ以上に「はっきり簡潔に伝える」
「疑問や分からないことはその場で解決する」
といった習慣が大きな差を生み出します。
具体的な英語フレーズを暗記して
オンライン英会話で繰り返し練習すれば、
上司との英語コミュニケーションが
飛躍的に向上するはずです。
英語での受け答えに自信がつけば、
意見を述べたり提案したりする際も自然と
説得力が出て上司からの評価も上がります。
そういった経験はグローバルなキャリアを
築くきっかけになるかもしれません。
外国人上司との関わりを自分の
可能性を広げるチャンスだと捉えて
この記事を参考に外国人上司との
コミュニケーションをスムーズに
進めてみてください。
海外転職・外資系への転職を
実現したい人に向けて
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・海外転職を実現するために何から始めればいい?
・どうすれば英語面接を成功させられる?
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