素人の考古学―東京都多摩川下流その3(野毛古墳群)巡り
野毛古墳群は尾山台から野毛にかけて、多摩川の左岸の台地に連なっている。
1. 野毛大塚古墳。5C初頭。
82mx11mの帆立貝形円墳でこの辺で最大、墳丘上に4つの埋葬施設がある。
短甲・冑・鉄剣・鏡・滑石模造品など大量に出土し国重文。
2. 稲荷塚古墳、33x3mの円墳か前方後円墳。
4c末、後円部に竪穴埋葬設備があり、粘土槨や鉄剣など出土。
野毛古墳群の中で最初に築造された首長墓と考えられている。
3. 稲荷丸塚古墳
この公園もかつては個人の庭園だったそうだ。8x2ⅿの円墳
五島美術館と古墳群
東京都世田谷区上野毛には、閑静な高級住宅街に東急グループ創業者の五島一族が住んでいて、その一角に五島美術館がある。
五島美術館に「至高の陶芸—日本・中国・朝鮮」展を見に行ったついでに、古墳を探した。
五島美術館の庭園の中にある、
5.稲荷丸古墳。20x2mの円墳。
国分寺崖線上に並んでいる、稲荷塚古墳、稲荷丸塚古墳、稲荷丸古墳と同じような名前の古墳は、かつては五島家の敷地内ではなかったと思われる。
以上
小兵衛