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あとがき 『独り日和 ―春夏秋冬―』

この物語の主人公は一人の高齢者です。

web小説の世界で年齢の高い主人公は、
読者層もあって少ないかなと感じました。

サイトによって読まれる読者層も違うようなので、
どうせ埋もれてしまう作品なら、
敢えて少ない主人公のものを書いてもいいのでは? 
と選びました。

最近見たドラマに「団地のふたり」がありました。
これと言って大きな問題があるわけでもなく、
日々の生活の中で起こる出来事。

でも、誰もが共感できるものが、
随所随所に描かれていて、
あんなゆったりとした日常が、
今の世の中には必要なのかもしれないと感じました。

これもそんな人々の物語です。
少し前に書いた小説ですが、
noteに投稿してもいいかと連載させていただきました。

目に止めてくれる人が少なくても、
誰かが読んで楽しんでくれたら、
私の中では当たりだと思っています。

冬さんの人生。

そして彼女を取り巻く人たち。

短編でサッと読めるものとして書いてみました。

世界には多くの考え方、思い、生活などがあり、
私が書くものにも答えなどなく、
この物語の人々もそんな世界の一人です。

漫画「怪獣8号」の主人公も三十代のおじさんです。

web小説でも今ではおじさんが主人公のものもありますが、
転生してしまうので、
定番? (私にはよくわかりませんが)の主人公から、
少しずらした物語をこれからも書いていけたら、
物を作る楽しみになるのかな?と思っています。

「独り日和」の春夏秋冬をお読みいただいた方に、
心より感謝いたします。

有難うございました。

八雲翔

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八雲翔
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