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#3 虹色の鼻水

鳥が空を飛ぶように、猫がにゃーと鳴くように
当たり前の如く、鼻に金平糖を詰める

まだまだ詰める、たくさん詰める
そして学ぶ

金平糖は表面がとげとげしているので、
一度凹と凸が噛み合うとびくともしなくなるのだ

2歳の私は、虹色の鼻水を垂らしながら
"鼻に金平糖が詰まっている"というハンデを
一生抱えて生きていく覚悟を決める

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