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気温と身体の動きの関係

最近 気温が急に下がり 身体を動かす時
春や夏と比べて
なんだか身体が思うように動かない
そんな違和感を感じる事はありませんか?

その原因が「脳の働き」にあるかもしれない
そんなことを綴ってみようと思います。


大脳皮質の少し奥まった所に
「島皮質」と呼ばれる場所があります。

ここは 痛覚 視覚 味覚 体性感覚 注意 感情
などの様々な感覚を統合する働きがあります。

また 自律神経との関わりが深く
「右島皮質の前方は交感神経」と
「左島皮質の前方は副交感神経」との関係により活動を高めるようです。

そして「体温と身体保持感の相互作用を統合する機能」も持っており
「自己の身体保持感は身体の温度との関係がある」と考えられています。

また「皮膚の温度が低下することで自己の身体保持感も低下」し
「皮膚の温度が上昇することで自己の身体保持感も向上」するそうです。

...と言うとは 季節による外気温の変化も
身体保持感に影響を与える と言うことです。

外気温が低い季節は皮膚の温度も低下する
→自分の身体保持感が低下する
→身体各部位からフィードバックされた情報を
正確に把握することが難しい
→自分の身体を正確に把握できない
→身体に注意を向けにくい
→身体を動かす時にぎこちなくなってしまう

と悪循環に陥り アスリートであれば
パフォーマンスの低下 延いては怪我に繋がる
なんてことも考えられますよね。

寒い季節は そのような事態に陥らないためにも
・ウォーミングアップを念入りに行う
・手指 足趾などの末梢循環を高める
・第2の心臓 ふくらはぎの機能を高める
・身体の内側から温まるような食事 飲み物を摂取する
・保温性の高い衣類を纏う
などの方法から 皮膚の温度を上げることが対策になるかもしれません。


そして「慢性的な冷え性」の方も
寒い季節と同じ身体状況にあります。

しかし 冷え性の方は 身体の循環機能等も高め
冷え性を改善することができれば
今よりも更にパフォーマンスが向上できる
可能性を秘めていると言うことでもあります!


脳の働きから考えても
冷え性の方や皮膚温が上がりにくい秋や冬には
身体を感じ取ることが難しく パフォーマンスの質が上がりにくい傾向があります。

そのために どんな方法でも構わないので
皮膚の温度を上昇するために様々な方法を試していただき 脳にも働きかけてみてください。

年間を通じて怪我なく 楽しく身体を動かす
そのための一助となれば幸いです。

お付き合いくださりありがとうございました。

#気温 #皮膚温 #冷え性 #脳機能 #島皮質 #パフォーマンス #クライマー #外岩対策

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