秋の蝶について
こんにちは。ICTmです。
今回は、秋の全般に使える季語である「秋の蝶」について
紹介いたします。
この季語は立秋を過ぎてから目にする蝶の事を指します。
秋の蝶は、春や夏の蝶に比べると少し元気のない印象です。
ここで、「秋の蝶」という季語が使われている有名な句を紹介いたします。
「行く我をひとめぐりして秋の蝶」
星野立子が作った句です。
私が、この句から読み取れた事は、蝶が作者を周回して
作者の事を励ましているのではないかという事です。
具体的に「ひとめぐりして」という表現から、
蝶が、スピードを落として周回しているという事が分かりました。
そして、「ひとめぐりして」が
すべてひらがなで表記されている理由について
作者自身が蝶の周回によって和んだ気持ちを表すためだと考えました。
最後に「秋の蝶」という季語を使って私が作った句を紹介いたします。
「新しきガードレールに秋の蝶」
以前祖父母の家へ向かおうとした時、
新しい真っ白なガードレールが設置されているのを見つけました。
そこに蝶がゆっくりやってきて、
新しいガードレールを確かめるようにとまっていたのを
思い出して作りました。
これからも、日常の華麗だなと感じる事を
題材に俳句を作っていきたいです。