【情報基礎】CPUとメモリの関係性
こんにちは。所長です。
ICT支援員の頃、よく先生から「パソコン買おうと思うんだけど、どこがいい?」と相談されることがありました。
正直言うとメーカーの差はあまりなく、むしろCPUとメモリ、あとは予算次第かと思うのです。
そこで今回はパソコンを購入する上で参考にしたいCPUとメモリの関係性について書いてみたいと思います。
CPUの性能
パソコンを購入する際、家電量販店等ではこのような表記が店頭に並んでいます。
私が大体パソコンを選別するとき、真っ先にCPUとメモリを確認します。
CPUは人間で言う頭脳にあたります。
プロセッサとも呼ばれており、クロック(動作)周波数が高いものほど処理速度が速くサクサク動作します。
それに比例して高速なものほど価格も高価になります。
メモリの性能
そして記憶装置であるメモリも重要です。
メモリはいわゆる作業場所なので、こちらも数値が高いほど作業能力が高くなりますので動作が速くなります。
Windows10をストレスなく稼働させるのであれば、最低でも4GB~8GBは必要です。
次期OSであるWindows11であればメモリは最低8GBになるかと思います。
選ぶならCPUよりメモリ重視で
最終的にパソコンを購入する場合、CPUも大切ですが私はメモリを重視したほうが良いかと思います。
パソコンの遅さを引き起こしているのはメモリです。
そのためCPUは多少性能が落ちても問題ありませんが、メモリは大きくないと画面や操作の遅さを強く感じます。
また、パソコンはアップデートを繰り返し行いますので、徐々に性能は落ちていきます。
そのため、数年後のパソコンの姿を鑑みると、メモリは少し大きめを選んでおくと寿命が長くなります。
教育現場への導入にも一言
これは学校に配備されるパソコン等に言えることですが、予算を節約してCPUやメモリを数段階低いモデルなどを導入する案件がよく聞かれました。
教育行政はそれで良いかもしれませんが、このようなモデルが導入されると現場ではまともに動作しない端末により使い物にならないなど非常に苦慮していました。
ICTの活用を謳っているのに動かない端末が配備されては、ただの無駄遣いです。
そういった面でも、特に教育現場への導入についてはCPUやメモリといったパソコンの性能は数年先を見据えることを前提として、慎重な検討が必要と言えるでしょう。
(今回のGIGAスクール構想で同じ案件が出てないことを祈りますが…)
まとめ
今回はパソコンを選ぶ上で重要な、CPUとメモリについてまとめました。
他にもハードディスクやディスプレイ、キーボードなどチェックすべき点はありますが、まずは何よりCPUとメモリの2つが一番大事ですので、ここを確認した上で、どのメーカーのものを購入するかを判断すれば、ステキな一台と巡り会えるかもしれません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。