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話すこと、書くことの特徴を知る〜小学6年国語 話し言葉と書き言葉
今日は光村図書6年「話し言葉と書き言葉」の授業をご紹介します。
めあて
話し言葉と書き言葉の違いを調べよう
概要
・話し言葉と書き言葉の特徴と違いを把握する。
・話し言葉をそのまま書き言葉にしたときの文章構成と、話し言葉を書き言葉にする際に注意すべき点について考察する。
授業の流れ
導入
インタビューと記事を見比べて、言葉の違いを考え、発表してもらう。
内容に違いがあるかを確認し、どちらも同じ内容について話している(書かれている)ことに気づかせる。
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本時のめあてと学習課題を理解する。
展開
話し言葉と書き言葉の特徴を考え、ワークシートに記入。
(PowerPointに直接入力し、文字ポイントを上げました)
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意見を全体共有し、さらに教科書に書かれている説明を読んで情報を補足する。
手紙やメールを書くように、話し言葉をそのまま書くとどのようなことが起こるのか、話し言葉を文章で使う際の注意点についてワークシートに記入する。
☆記入できていない児童への声かけを行い、ワークシートへの記入を促す
まとめ
まとめを板書
振り返りカードへの記入
実践後記
話し言葉と書き言葉の違いはおおむね理解できていました。
しかし話し言葉をそのまま書き言葉にするとどのようなことが起こるか考える場面については、課題設定が難しかったようで多くの児童が答えにつまづいてしまいました。
そのため、ネット上で使われる「よくない」を「語尾を上げる」「語尾を下げる」2つのイントネーションで話したら、これだけだと主語が抜けているから意図が伝わらない、話し言葉のままだと言葉の構成がバラバラになるので伝えたい事が伝わりにくいとの意見が出ました。
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そしてこれらを解決する方法として、主語を入れる、同じ意味でも違う言葉に変えるなどの意見が出されました。
こちらとしても発問が非常に難しく苦慮した部分がありましたが、理解が高い児童が率先して発言してくれたので、一応国語らしい学習に収まったと思います。
私はこの単元を見たとき、ネットリテラシーやモラルに関わる分野にも捉えられたので、国語の観点でもこの内容はとても重要に感じます。
(大人でもニュアンスが伝わりにくいですし、誤解を生じさせる危険性もあります)
その上で、やはり話し言葉、書き言葉それぞれの特徴や違いを理解し、特に主語を必ず入れる、5W1Hを徹底する等、文章構造の基礎基本を崩さないように文章を構成することが大事だと理解しました。
(実際この文章を書くときも授業の内容、すごく大事だなーと思いました)
私自身も大変勉強になる単元でした。
使用教材:Googleドライブにあります。
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