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03 英語と特別支援
支援学級で担任をしながら通常級で英語の授業をしていると、
色々なことに気づきます。
今回は2つ触れたいと思います。
アルファベットについて
知的の特別支援学級の子たちとアルファベットの読み、書きはあまり相性が良くないなぁと思うことがよくあります。
あくまでも書く、読むに関してです。
日本語は1文字1音ですが、アルファベットはそうではありません。
通常学級の子たちも言えても書けない子はたくさんいます。
日本語よりもディスレクシアが起こりやすい言語、それが英語です。
対策としてはフォニックスなどがあるのですが、
習得させるための教育課程が今のところない現状です。
もうひとつ書きをややこしくしているのが、音が繋がることです。
There areを「ゼア アー」でなく、「ゼアラー」と読む、あれです。
特別支援学級の教科英語として大事にしていること
わたしが英語を支援学級で教える際に大切にしていることは下の3つです。
日常使う単語や表現を学ぶ。
話す、聞くを中心に。
英語を使う楽しさを知る。
わたしは事あるごとにALTに来てもらうようにしています。
例えば調理実習や作業活動の時間もALTと子どもたちがコミュニケーションを取れるようにサポートしています。
英語の授業として行うことももちろんありますが、ALTとともに時間を過ごし、お互いに話すことはかけがえのない貴重な体験です。
ボディーランゲージも入れながら、一生懸命に伝えようと考えることが何よりも英語という教科の本質をついていると思います。
まとめ
支援学級内で英語の授業をするときは、
できるだけ話す・聞くを中心とした活動を。
個々の能力にもよりますが、単語や文章の習得は難しい。
日常的な単語や表現を学ぶようにしよう。
アウトプットの場としてALTとともに作業や実習を。
相手に伝えたい!その気持ちが1番大切にしたい思い。
教師はその思いを形にすることを支援する役。
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