「知りたい」は「使いたい」の始まり?
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このnoteでは、アイコミのコンサルタントが日々のお客様との関係性の中で気づいたこと・学んだことを通して組織が変わるヒントを発信していきます。
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「やっぱり、継続的に組織の状態を検証するって重要だと思うんですよね」
「社長就任にあたって、昨年度のアンケートデータをじっくり読み込みました」
「アンケート結果は見てはいるけど、全体観をチェックするぐらいかな」
組織力アンケートを導入していただいているお客さまに、継続利用に関するご意見をうかがう機会がありました。
いわゆる「組織・個人のアンケート調査やサーベイ」は本当に多くの会社・機関のものがあり、何を選ぶか・どうやるかは実際のところ、自分が企業の担当者だったら迷いまくるだろうな・・・と思います。あわせて、DXの時代ですから、そう難しくなく社内で実施できる環境もまあまあ整っていらっしゃることがほとんど。そうすると、「社内でやった方がより柔軟に(かつ低コストで)できるだろう」というお達しもあって、内製化されるケースもあります。
私たちとしては「組織や人材開発に、もっとデータ活用を」と考えており、社内で採取したままのアンケートデータの分析や、結果読み込みミーティングのファシリテーションもやらせていただきます。むしろこの領域は、本来社内で定期的な実施が望ましいゾーンなのですが、うまくできていない会社様も多くあると感じています。 どうしたらもっと活用してもらえるか・・・、窓口担当の方とは「活用方法」についての議論をすることが少なくありません。
冒頭のお客さまヒアリングで、ある会社の人財開発担当役員の方から、こんなお話がありました。
「うちの会社では、組織や人材だけでなく、安全やコンプライアンスのアンケートなど、数多くのアンケートがある。でも、正直言って誰も結果を気にしていないと思う。この状態で、やり続ける意味があるかな?」
「データを活用したマネジメントを強化するべきだという考えは全く変わっていないけれど、データを見ない人たちが多すぎて、使う以前の問題だという気がしている」
詳細データの開示対象拡大や、視覚的にわかりやすいレポートの工夫、結果報告動画の配信など、いくつかの改善施策を共有した最後に、役員はこうおっしゃいました。
「今まで色々な調査やアンケートを実施してきたけれど、結果を見たいと思われるものはどれだけあっただろうか。結局問題はそこなんじゃないかと思う」
把握すべきこと、定点観測すべきこと・・・という視点を少し広げて「結果が待ち遠しい、結果を知りたくなるアンケート」とはどのようなものか。
アンケートを取るのは、「知りたい」から。結果を見たいのは、「使いたい」から。
そんなストレートなデータ活用のデザインを、していきたいと思います。
このnoteの投稿者:チーフコンサルタント/立石 裕美
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