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自分と会社の見られ方・魅せ方を演出する

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2023年が始まりましたが、新たな採用活動への取り組みが活発になる時期でもあります。先日内定者からのヒアリングに立ち会う機会があり、多様な企業への就活を経験してきた中から、良い選考プロセス・悪い選考プロセスをどう感じているかの一端を知ることができました。
 
採用する側は、学生に対して自社のことを適切に理解してもらい、ポジティブな印象を持ってもらう為に試行錯誤する訳ですが、「面接官と人事担当とで話すことが違う為に社内のコミュニケーションが取れているのか不安」「集団面接で学歴の高い学生にばかり質問を続けることで嫌な気持ちになった」「スマホに対応していないHPを見ると、時代遅れだと感じる」など、ちょっとした実感によって学生はネガティブな印象を積み重ねてしまうものです。

一方で、配属先候補の先輩社員から、入社後に嫌だった経験などマイナス面も率直に伝えられたことで、逆に安心できたという声もありました。辛いと感じることは誰にでもあり得ることであり、それが今にどのように繋がっているかが分かったからこそでしょう。無理に良く見せようとしても、入社後に実感する現実と差があれば辞めてしまうことを考えれば、悪い所は認め、課題として認識していることが伝わった方がプラスに働くように思います。
 
どのように学生が受け止めるかについては、同じ事象であっても個別に異なるものですから、こうすれば良い印象を与えられる、といった正解はありません。しかし、「我社は元気な社員が多いです」と話す人に元気がなければ、伝わらないのは自明のことです。学生に自社のことをどう認識して欲しいか、その為にどのように振る舞うのか、仮説をつくって、意図的に実践する必要があります。
 
「都合の悪いことも率直に伝えて、誠実さを見せる」「人材を大事にしている会社として、面接時に合否関係なく成長へのアドバイスをする」といったことはその一例です。 そして肝心なことは、関わる人達の共通認識と実践です。面接官を担ってもらう社員へのNG質問の確認や質問パターンの整理は、外部機関を使っても教育できますが、自社イメージ向上のために何をするかの共有は、自分達で行うしかないのです。

想定通りの印象を与えることができても採用できないかもしれませんが、縁のなかった学生とこの先まったく接触がないとは限りません。一期一会の精神で自社に好印象を持つ人を増やす、そうしたことの価値の認識から始めることになるでしょう。そして自分を通じてどんな印象を与えたいか、会社イメージに繋げるかを考え実践する社員が増えるように、採用に関わる人をローテーションし、継続していき、自然に望ましい印象を与えられる振る舞いが根付いていくのが理想です。最終的には自然体で臨めることが到達点でしょうが、そこに至る為にも意図的なプロデュースの実践が欠かせないものと思います。

このnoteの投稿者:コンサルタント/杉岡 篤樹
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