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ラジオ体操からの問い。自治会は現代に必要か。

夏休みのラジオ体操。
ちびまる子ちゃんのアニメの中などで見たことはあった。

地域のラジオ体操なんて、今もやっているところが…
あ、ここにあった。
そして、初めて参加したことからの気づき。

ラジオ体操

早朝に広場に集合し、6時半になるとラジオの音が流れてくる。
この日は小学生と高齢者を中心に30名ほどが参加。

どうやら、ラジオ体操の番組は全国の様々な地域から公開生放送をしているよう。ラジオ体操コミュニティは予想以上に大きかった。

ラジオ体操第1は、中学生時代の体育で相当鍛えられたので自信満々。
一方、ラジオ体操第2はビギナーなので、周りを見ながら体を動かすが、正直言って誰か正解なのかがわかない…。正解探しをしながらフニャフニャ体操を終えた。

自治会に入って

ラジオ体操は複数の自治会の共催だった。

この自治会に加入してから、もうすぐ十年。
引っ越してきてすぐの頃、自治会という組織や輪番で当たる役員活動に怖気付いていた。加入率ほぼ100%。入らないという選択肢はなかった。

役員でなくとも、自治会の当番は回ってくる。
例えば公園清掃。

子どもが遊んでいる場所だから子どもも参加を、と呼びかけられ、我が子も幼い頃から一緒に掃除をしている。

小さな頃は掃除のじゃまをしているかのようだった子どもたちも、いつの間にやら近所の子と協力して掃除ができるように。

早朝から公園をみんなで綺麗にして、ちょっぴり清々しささえ感じる機会になっている。

自治会は必要か

昔のような地域の繋がりも薄れ、個人の権利が重視される時代。
自治会という存在に対して、否定的な声もしばしば聞く。

ただ、思うことがある。

私は一人暮らしを数年間していた。
掃除当番も何もなく楽ではあったが、隣人の顔も知らないままの生活には少し寂しさも感じていた。

子どもの登下校の際には近所のおじいさんが立ってくれる。
「スイカもらったから。」
と、お隣さんからお裾分けをいただく。
斜め向かいのおばあさんが歩けなくて困っていたら、手を貸しに行く。
今のそんな繋がりに、心地良さを感じている。

ほんのちょっと気遣い合ったり、ほんのちょっと地域のためになることを一緒にしてみたりと、そんな関係の中に属するのも悪くはない。
そして、せっかく縁があって住んでいるこの土地を大事に思う気持ちを、子どもたちも持ってくれたらなんてことを、やんわり思う。

ラジオ体操に参加してみて、そんなことを考えた。