面倒くさがり母、お雛様を出す。
雛祭り業務、着手
「立春にはお雛様を出すねんて。お雛様、早く出したい。」
初耳の知識を長女から聞かされ、2週間前から「早く早く」とせがまれていた。
「まだ、いいんちゃう?次の休みに出そうか。」
と言って、先延ばししてきた。
本音は面倒くさい。段ボール箱を2階から下ろしてきて、あの細々したパーツをセットしていく。出したと思えば、3月3日を過ぎればすぐに片付け。防虫剤とともにまた2階へ…。
その作業を思うと、雛祭り業務に取りかかるまでに重い腰がなかなか上がらなかった。
しかし