おいしい休日
木曜日、休日。冬の朝は、暗くて寒い。
朝の6時なのにまるで夜の6時みたいに、暗い。
気温の低下と日照時間の短さから、冬季うつを感じ始めている人が増えてきているみたいだ。
職場の上司も、「この時期は毎年憂鬱になる」とぼやいていた。
私も、めちゃくちゃ元気かと言われるとそうでもない。
しかし、作りたい料理があれやこれやと思い浮かび、最近行けていなかった道場(私は趣味で弓道をしている)にも行こうという気になるくらいだから、そこそこ元気なのかもしれない。
昨晩、重い腰を上げてやっと弓道場へと向かった。
北海道へ旅立って以来顔を出していなかったので、約2ヶ月半弓を引いていなかったことになる。
寒くなってきて、車の無い私は道場まで弓具を持って歩くのがより一層億劫になっていた。
しかし、仲良くしてくれている同い年の友人から、他のメンバーから今私はどうしているのか?とよく聞かれるよとタレコミが入った。
だいぶ前に北海道から帰ってきたのにも関わらず、あまりにも顔を出さなすぎた。
そんなわけで、渋々といった感じで道場に向かうことにしたのだ。
転職して1ヶ月経ったわけだし、そろそろ再開してもいい頃合いだろう、とも思った。
恐る恐る道場に入ると、思いの外皆さんフランクに出迎えてくれた。
久しぶり!元気だった?島はどうだった?また一緒に頑張ろうね!とたくさん声をかけてもらう。
私は単純なのですぐに嬉しくなり、再び道場に通うことを決めたのであった。
さて。木曜日のお昼ごはんを紹介しよう。
今日は、作りたいもの詰め合わせ、といった感じのメニューにした。
サバの甘辛おろしと、だし巻き卵、豚汁、さつまいもの炊き込みご飯である。
サバの甘辛おろしは、片栗粉をまぶして焼いたサバを、酒、みりん、しょうゆ、ラカント、コチュジャン、おろしニンニクと生姜で味付けして、大根おろしを乗せたもの。
これが、とにかくご飯に合うのだ。
香りもよく、作っている最中から食欲が湧いてくる。
だし巻き卵は、贅沢に卵を2つ使って作った。
丸いフライパンで焼くのはかなり難しかったけれど、なんとか形になってホッとした。
噛むとじゅわりと出汁が滲み出てきて、これまたご飯が進んでしまう。
卵焼きは甘めのも出汁の効いたのも、どっちも好きだ。
豚汁は、具材を少しのごま油で炒めてから煮込むのがポイントである。
最後に上から七味をかけるのが私好みだ。
シンプルながら、やっぱり美味しい。
さつまいもの炊き込みご飯は、サイコロ状に切ったさつまいもと米に、みりんと塩を少々入れて炊いた。
黒ゴマとバターをトッピングして、完成。
ほかほかのご飯の上でバターがとろけて、それがさつまいもと合わさって最高に美味しかった。
今日のメニューは糖質も脂質も割と高めだったので、明日からの食事でしっかり調整しよう。
でも今日はせっかくの休日なのだから、好きなものを食べようじゃないか。
というわけでデザートには、柿と豆乳チャイミルクティー。
昼下がり、早番の仕事終わりの母が帰ってきた。そして、禁断の会話をしてしまう。
「モンブラン、食べたくない…?」
1度モンブランの話をしてしまったら、悪魔に囁かれたかのようにモンブランのことが頭から離れなくなってしまった私たち。
気がつくと、近所のケーキ屋さんへ小走りで向かっていたのである。
食後のデザート2回戦、たまにはいいよねと。
母と2人、美味しいねといいながら、モンブランは一瞬で消えて無くなってしまった。
しかしマロン欲はきちんと満たされて、大満足である。充電完了!
午後はドラッグストアと花屋に行こうと思ったのだけれど、午前に行った本屋で買いすぎてしまったので、来週に持ち越すことにした。
本屋に行くと、やっぱり本屋マジックにかかってしまう。
気になる本がありすぎて、1冊になんて絞れない。
それにしても買いすぎだ。
買いすぎな自覚はあるので、花屋に行くのは自粛することにしたのだから、まあよしとしようか。
どれも今から読むのが楽しみで、今週も楽しく過ごせそうな気がしている。
あと5日ほどで給料日だ。
しっかりと先取り貯金をして、残りを大切に使おう。
今日はお金を使いすぎたし、オヤツも食べ過ぎてしまった。
しかしながら、世の中の大体のことは思い通りになんてならないのだし、変えられるのは過去ではなく、未来だ。
明日からまた切り替えて、節約と摂生を頑張ればいい。
今日は欲しいものが買えて嬉しかったし、食べたいものが食べられて幸せだった。
そういうことでもある。
今日も夜は道場に行って、気分転換をしよう。
明日からの仕事も、ぼちぼち頑張れますように。
追記:ガチャガチャで引いたマリオのグッズ。
キノピオかマリオかヘイホーが欲しかったのだけれど、私の元にはボム兵がやってきた。
結構可愛いので、全然オッケーかも。