開発コンサルタントとして大切にしているマインド
当社の公式インスタグラムで展開している社員紹介「IC Netに集う人たち」では紹介しきれなかった内容をnoteでお届けします。今回は、開発コンサルタントとして多岐に渡るプロジェクトに携わる荒木が、国際協力業界に入った経緯や日々の業務で意識しているマインド、そしてコンサルタントとして大切にしている3つの格言についてお伝えします。
海外に関わる仕事がしたい
開発コンサルタントと聞くと、昔から国際協力に関心を持っていた方を思い浮かべるかもしれませんが、私の場合は途上国支援や国際協力というよりは、海外に関わる仕事をしてみたいという気持ちが先でした。そのきっかけになったのが大学時代に行った海外旅行です。当時すでに就職先は決まっていたのですが、もっと海外のことを知りたい、いつか海外に関わる仕事をしてみたいと考えるようになったのはこの頃からです。それからは時間を見つけてよく海外に足を運びました。途上国にも行ったことはありましたがあくまでも旅行で、国際協力での仕事を目指していたという経緯はなかったんです。
IC Netとの出会い
新卒で入社した電力会社では海外事業部の経営戦略を担当しました。転職した半導体メーカーでも経営戦略や経営企画を担当しましたがいずれも海外に行く機会はなく、現地で働ける機会をうかがっていました。そんな折、新聞でIC Netの求人広告を見つけました。電力会社での勤務時代、隣の部署が開発コンサルティングの業務を扱っていたので国際協力の業界があることは知っていましたが、当時は国際協力よりも現地で仕事ができることに魅力を感じて応募、そして入社に至りました。
業務の幅を広げてきた15年
現在は、JICA民間連携事業で主にアジアやアフリカを担当し、教育や医療の分野で途上国への海外進出を検討する企業の支援に携わっています。
私は国際協力への強い想いを持って入社したわけではなく、これといった尖った強みがないことを自覚していたので、興味関心は広く持つように意識してきました。目新しいことにもチャレンジして主体的に動くことで、色々な案件や人とのめぐり合わせがあり、そのご縁で業務の幅がさらに広がり、国際協力への想いも強くなっていったように思います。一方で前職の経験のスキルアップのために取得した「中小企業診断士」の資格を評価していただくことも多く、経験を活かしながら仕事の幅を広げることもできました。
当社は組織がフラットで役職関係なくお互いに意見を言い合うなど、自由な雰囲気で働ける環境にあります。また個人の能力や経験をどう発揮できるかを重視している会社なので、それぞれが責任を持って仕事をすれば受け入れられる文化があります。ある程度業務経験がついてくると、自分が求めるキャリア形成のために仕事の経験を組み立てて積んでいけるので、その経験や専門性の強化にもつながっていきます。私自身も、そうして会社の中での自分の居場所を築いてきました。
大切にしている3つの格言
コンサルタントとして働くうえで、大切にしてきた格言が3つあります。
1.「細心にして大胆なれ」
どの仕事にも言えることだと思いますが、ちゃんと細部に目を配らないと仕事の質は良くなりません。その一方でミクロ的な視野だけだと自分は何のために仕事をしているのかわからなくなってしまうので、自分の仕事の目的をしっかり考えて持つことを意識しています。
2.「神は細部に宿る」
コンサルタントの仕事は現地での業務もありますが、報告書などの書き物も多くを占めます。そして、提出した書類の第一印象で私たちの能力が判断されたり、中身はしっかりしてるのに見せ方がダメだったが故に低い評価をされてしまうこともあります。そのため細かなところにまで気を配り、印象を良くすることは日々の仕事の中でも大事にしています。
3.「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
案件を獲得するためにプロポーザルを出しますが、受注できることもあれば、できないこともあります。ここで大事にしたいのが、受注できなかった時にはそれなりの理由があるということです。これを理解しないと次に繋がりません。逆に受注できた場合も、驕ってしまうと次に足元をすくわれますので、慢心せずに、たまたまだったんだと考えるようにしています。
これからも仕事に対する想いを大切にしながら、コンサルタントとして企業の海外進出支援に尽力していきます。