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ジャーニーランと練習日記と整備記録

うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン

それは、南相馬をスタートし、相馬→伊達→福島→二本松→大玉→本宮→郡山→猪苗代→会津若松→郡山と最長250kmを「自らの足のみで踏破」する、狂気にも似た旅。
或いは走りながら旅をするランニングと呼ばれるイベントがこの9/16~18の3日間に渡って開催されていました。
私は参加もしていなければ知り合いも(たぶん)参加していないのですが、ちょうど今朝、車で移動する際に通れそうなルートを走ってるようでしたので応援がてら通ってみました。
私は6時前に家を出ましたが、ジャーニーたちはもう動き始めてて(というか夜通し走った?)、見るからに満身創痍になりながらもこちらの声援に笑顔で応えてくれました。
その様子を見てると、なんだかこっちまで元気が湧くというかモチベーションが上がるようでした。

車窓から

練習日記

本日は2部練(結果的に3部練)です。

ラン練(ハーフマラソン練)

前述の早朝移動は10月の鶴ヶ城ハーフマラソンに向けたコース確認&試走のためでした。
本番は8:30スタートなのですが今年は9月というのに異様に暑いので1時間ちょっと早めにスタートしようかなと7:00に現地入りしました。
しかし、気温はともかく盆地特有の無風と高湿度で、準備段階で汗が滲むという。。。
そんなこんなでスタート。
本日はクリフトン9、短パンに日焼け止め、上はミズノ製ランシャツにロング+メッシュのインナー(お気に入りのこれ。おすすめです。)、ワークマンのキャップです。
ただもうスタート直後から湿度に、そして直射日光による暑さで汗だく。あんまり無理しても仕方ないので後半歩きつつしっかりコースを確認してきました。
実際に走ってみた感じ、ポイントは5箇所かな?

  1. スタート~若松郵便局交差点

  2. 第3給水所~第2CP間の跨線橋

  3. 第2CP通過後の跨線橋

  4. 17km地点にある会津鉄道の踏切

  5. 第5給水所~ゴール

まず、スタートしてすぐ下り坂があり、そこが終わると5km地点の若松郵便局交差点まで走りやすい平坦が続くので絶好の貯金稼ぎ区間になりそうです。でも、雰囲気に呑まれてペースを見誤らないように注意は必要かも。
交差点を左折してからは急に道が細くなる上に大町四ッ角は地味にクランクで走りにくいかも。

2つ目のポイントはお城を通過して401号に戻ったあとにある第3給水所~第2CP間の跨線橋でこのコース最初の登坂が後半になってようやく出現します。斜度はきつくないけどペースには注意した良さそう。

3つ目も跨線橋。さっきの跨線橋は会津鉄道でしたがこちらは只見線を跨ぎます。ここは普段は歩行者・自転車通行禁止なので実際には走ってませんがぱっと見、一つ前よりは斜度がありそうでした。ここを越えると工業団地に入りもうちょっとで給水所があるのでちょっと気合い入れて登ってみてもいいかも。次の坂はゴール前まで無いので落ち着いて息を整えるといいのではないでしょうか。

4つ目は踏切。レース中、3回だけ遮断器が降りる時間(9:45、10:01、10:31)があります。プログラム通り8:30にスタートすれば1時間15分後、1時間36分後、2時間6分後です。運が良ければお座敷列車が見れるかも。見れたら是非とも手を振りましょう。公式発表によればいずれも1分程度で上がるようなので運悪く止められてしまったら落ち着いて深呼吸やストレッチでもして待つのが吉ですね。

最後はゴール前の登りです。こちらは斜度緩めですがスパートするとなると結構キツい障害になりそうです。足攣りの予兆がある、或いは既に攣ってしまっているような場合は無理せずマイペースが良いでしょう。

背面のモチーフは市の花であるタチアオイ。
花言葉は「大望、野心」とレースにピッタリですね(笑)

ヒルクライム練

ハーフマラソン練後は昼飯と休憩を挟んでヒルクライム練に行きました。
会津のヒルクライムスポットといえば「背炙峠」ですね。今日は天気が良かったので実際に背を炙られました。

昨日の時点では考えてなかったけど、今朝になって「午前に走り終えて午後なら登れるかな?」と思い立ち、一応念のためロードバイクとウェア、ヘルメット、シューズなど心拍計以外のアイテムを載せてきていました。
しかしなんせ走力のない私が練習で途中歩いたとは言えハーフマラソン走った後です。
ヒルクライムが好きと言ってもそんな大層なペースで登れるわけがありまへんがなまんがな。
というふざけた気持ちが伝わったのか登り始めてから変速の調子がすこぶる悪い。
いや、思い返すまでもなく先週のヒルクライムに向けて調整したのが裏目に出たのを放置したままなのが良くなかったのですが。
フロントはインナーに落としたきり二度とアウターに帰ってくることはなく、それでも登りはインナー使えれば何の問題もない!と気を取り直してリアを一段二段と軽くして行くと、今度はローに入らない。ローの1枚手前で止まってしまう。
ちなみに私のスプロケのチョイスはR8000の11-30でございまして、元々ついていた11-28が重くて踏めないので交換した、という経緯があります。
そして、文字通り一番軽いギアは30Tになります。
では、この30Tが使えないとなるとどうなるでしょうか?
はい、30Tの次は実は27Tなんですね。
どこぞの王女なら「28Tより、ずっと重い!!」と思わず声を上げてしまうことでしょう。私もそう思いました。

でも、私は諦めませんでした。
ここは今朝、数多のジャーニー達が自らの足で以て踏破していった峠
リアの1枚何するものぞ!とばかりに気合いを入れ直して踏みました。
「ワンチャン、ローに入らんかな?」と何チャンも試して一度も入ることはなかったけど、とにかく踏んで踏みました。
そしたら、なんとベストタイム更新しました。

平均出力は意地でL4維持した。下限だけど。

万全で挑んだらもう少し伸ばせそうな気もするけど、何せ今回だって1年4ヶ月ぶりに上りに来たわけで。
次に挑戦しに来るのはいつになることやら。

整備記録

そんなこんなで自己ベストを出したと言っても変速の調子がベストになるわけではもちろんありません。
ダウンヒルでは漕ぐ必要はなくとも段差でチェーンが暴れるのを防ぐ必要があるので、とりあえずその辺に落ちてる木の枝を駆使してフロントをアウターに上げて下りました。
今までの経験上、ここでやる気のあるうちに直しておかないと当分直さないのは明らかなので帰宅後即ワークスタンドに設置して調整開始です。

まずはリアから。
既にアジャスターボルトでなんとかなる域を超えていたので素直にワイヤーを外して張り直し。
アジャスターボルトは最大から2回転分くらい余裕を残した位置にしときましたが、結局引っ張る方向に数クリック調整する必要がありました。
余談ですがR8000のリアメカはワイヤーのルートの関係上、余りを長く残すとスポークやプーリーに絡めてしまうことがあります。
再調整の余地を残すなら少し折り曲げる必要があり、今回も念のためそんな感じに残しました。
地味に再調整しにくい構造やめて。

次いでフロント。
こちらもアジャスターボルトの能力を超えていたのでワイヤー張り直しました。
リアと違って長めにワイヤーを残しても干渉しないので楽ですね。
ホントはもっと根本的な調整からやり直す必要があるんですが、今回の調整でダメなら改めて見直しするということで今日のところは勘弁。

さて変速調整が終わったら何をするか?
そう。思想試走ですね。

試走。そして、夕練。

日没まで30分を切っていますが、啓蒙と思想がセットであるように、当然調整と試走はセットです。日が暮れても「光で(地面を)照らすこと」が出来れば良いのです。1500ルーメンくらいで。
モンテスキューもルソーもそう言っていました。シマノの中の人がそう言っていたかは定かではありません。(変態紳士ことルソーの話はこちらに詳しい)
小難しい話はさておき、試走です。
とはいえ、ハーフマラソン練して、さらにヒルクライムでPR出すくらい頑張ったあとなので軽く流す程度です。
しかし、いつもの練習コースの直線区間に差し掛かったところで、結構な勢いのYさんに抜かれました。
逡巡、そして踏み込みましたが追いつくことは叶わず。(その後、信号停止で合流)
汗かかない程度にするつもりでしたが結局それなりに汗だくで帰ることになりました。

流すつもりだったのでジャージ未着用な私です


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